恋する花は保育園生 第2話

第2話 好きなぬいぐるみは

      だいたい取り合いになる。


ポムッ

おぉ✧

ポムポム

おおぉ✧

ポムポムポムポム

おおおぉぉ✧

たのし〜

この感じ好きだな〜

ホワ~

(グイッ)

(グイグイ)

??

『だー!💢』

??

なんだ?

「いや!やーや!!」

やめて!ぬいぐるみはほかにもあるでしょ!

『だーだだ!!やや!!うう"!!』

ぬ〜

なんでわかんないの!

「うわぁ〜ぁん!!ギャーギャー!!」

『あぁ、もう、何してるの!もう〜

 仲良くよ?な・か・よ・く!ね?』

だって、だって!

わたし、わるくないもん!

『ほーら、さやちゃーん!

 こっちのぬいぐるみも可愛いよ〜!

 このぬいぐるみは、花ちゃんが

 遊んでるから、こっちのぬいぐるみで

 遊ぼうね〜』

『んんん、や!』

『ややの?花ちゃん、

 貸してくれないかな?』

そりゃ、こっちだって

「や!」

遊びはじめたばっかだし…。

『うーん、じゃぁ、花ちゃん、

 お絵描きしない?好きだったよね?

 本当は、今はお絵描きの時間じゃないけど、

 特別だよ?

 どう?』

トクベツ…?

なんか、良い!!

まぁ、それなら、これはいらないや。

「あい!」

—子供は、特別が大好き。

     まだまだ子供で、

       扱い易い花なのでした。—

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恋する花は保育園生 波須野 璉 @sakazuchi

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