第7話 食べ物で傷が治るわけない
僧侶「ゆ、勇者……さま」
勇者「どうした僧侶よ」
僧侶「やっとの思いでドラゴンは倒せましたが、かなりダメージをくらってしまったみたいです。寿命が三年は縮んだ気がします」
勇者「だが、見たところHPはそこまで減ってないけどな」
僧侶「どこを見ているんですかー、帰ってきてくださーい」
勇者「僧侶よろこべ。すれ違い通信で食料をもらったぞ」
僧侶「素直によろこべないのは何故でしょうか」
勇者「とにかく食えよ、戦って腹も減ったろ」
僧侶「は、はい……ありがとうございます。これで体力もすこしは回復するはず」
勇者「お前はなにを言っているんだ」
僧侶「むぐっ?」
勇者「食料食べるだけで傷が回復したらこわいだろ」
僧侶「んむっ?」
勇者「ほら、回復アイテムは街にいかないと売ってないんだから、さっさと行くぞ」
僧侶「ゲホゲホ……は、はいっ!」
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