読んでいると作者さん本当に妖怪ものが好きなんだな~という想いが伝わってきます。退魔師と妖怪の対決という、割とよくある話ではありますが…雰囲気の盛り上げ方や演出、先を読ませない構成が良く出来ていました。
妖怪を鎖に繋げて飼おうなんてとんでもない!
相手は変幻自在でとっても長生き、どんな素顔を隠しているのか判ったものではないのですから。その容姿を自在に変え、異なる文化を持ち、圧倒的実力を有し、それでいてどこか可愛らしいもの。
それが妖怪です。
単体ではなく独自の社会を構成している所までしっかり描けているのが素晴らしいですね。そういったものが好きであれば、是非!