第17話

 チロシです。


 エヴァとヴィヴィが変態落ちしたとです。


 でも、変態になったヴィヴィもエヴァも愛してるとです。


 そんな二人が可愛いかとですよ。


 僕は幸せ者よです。


 でも、デカントベアーだったかな?クマの解体が全然進んでなかとです。


 何時町に戻れるかわからんとです。


 早く町に戻って、御風呂屋チロシを開業したかとですが、先は長いとです。


 辛かとですが、僕は負けんとです。


 それが、九州男児たい!




~*~*~*~




 既に日の傾きは昼を周っている頃合だったのだろう、俺のお腹の蟲の音が響き俺にお腹が空いたと呼びかけていた。


 ヴィヴィ、お腹が空いただろう?何か食べたい物はあるか?何でも作ってやるぞ。


 俺の言葉で、一人でイヤイヤとシートでゴロゴロ転がっていたヴィヴィが、ピッタと静止したかと思うと、手で顔を隠していた指の間から俺の顔を見つめてきていた。


「わたくしは……お腹など空いてないですけど、チロシが食べたいと言うのなら仕方がありませんね……わたくしはアヒジョーを所望します」

「うぅぅぅっ、チロシ、ボクは死にそうにお腹が空いたよ。できればガッツリした焼肉が食べたいんだけど、駄目なら御寿司かウナギの蒲焼をお願いね……チロシ♡」


 何時の間にかエヴァは意識を取り戻しており、贅沢な食べ物ばっかりを要求してきていた。何って贅沢な食べ物だっかり頼んでいるんだと、俺はエヴァの固いお豆を摘んで捏ねくり廻してやる。


「あひぃぃぃぃ、気持ちいいぃぃぃ♡」


 なんだ?エヴァもアヒージョでいいのか?ならばアヒージョにするか!


「きゃぁぁぁチロシ愛してますわ♡」


 俺は、直ぐにガレージに戻ると料理の準備を始めだしており、残されたヴィヴィとエヴァはお風呂場で、仲良く洗い相子をしている声が聞こえてきだした。何処を洗っているのやら……ヴィヴィとエヴァは仲が良いから、また舐め相子をしてそうだな。


 俺は冷蔵庫から食材を取り出すと、大きめのフライパンにオリーブオイルを垂らして、食材をブチ込み始めだしていた。食材の投入も終わろうかと言う時に、冷蔵庫からはナンを取り出して温める。レンジでチンである。


 俺がお風呂場のドアを開けると、ヴィヴィがまんぐり返しにされた状態でエヴァの尻に顔を埋めてから、お互いに舐め合っていた。


 俺はヴィヴィが息が出来てるのか心配になってしまったが、手はエヴァの乳首を抓っているから息は出来ているのだろう。エヴァの尻を甘く痛くないスパンキングをしてから、昼食の準備が出来たことを知らせた。エヴァの尻の叩き具合が善かったから二回三回と叩いてしまったのはご愛嬌である。


 ヴィヴィのアソコを眺めながら肉棒を滾らせてしまうが、空きっ腹には勝てずに俺はテーブルに戻って飲み物の用意をはじめた。


 そして、一つどうでも良い事に気が付いたのだが、放置してても問題はないかと、頭を切り替えてヴィヴィとエヴァが席に着くのを待っていると、ガレージのシャッターを叩く音が聞こえてきだした。


(開けてよ、入れてよ、私を忘れるな、酷いぞ、お腹すいた……)


 あっ、やっぱり放置してたら駄目だったみたいだな……


 泣きながらシャッターを叩いていたリアをガレージの中に入れると、俺はリアを持ち上げてお風呂場に押し込んでから、また席に戻ってきた。リアの分の取り皿とフォークとナイフも用意してやり、後はリアのナンの皿にトッピングしていたホイップクリームに俺のミルクを掛けておいてやる。(これはご主人様からの愛だ)


 リアの食事の準備が出来上がったのと同時に、ヴィヴィ・エヴァ・リアがテーブルに顔を現していた。


 全員が席に付くと、俺が食事の合図で「いただきます」と言うと三人も同じように「「「いただきます」」」と言ってから食事を取り始める。リアは「いただきます」と言う事に躊躇いを表していたが、目の前の美味しそうな食事を前に、考えるのを放棄してしまい、皆と同じようにして美味しい食事をはじめた。


「この白いフワフワした物は甘くて、凄く美味しいのですよチロシ♡」

「うんうん、甘くて美味しいぃぃ♡」


 リアだけは解せぬと言う風な顔をしており、ヴィヴィとエヴァの顔を交互に見合ってから自分の皿のホイップクリームを舐めて確かめていた。


 ほっほっほっ、ご主人様の愛の味は、少しだけほろ苦いかもな。


「私の皿だけ何かしたの?」


 俺は何も言わずに、自分の分のナンをホイップクリームに付けて食べ始めていた。俺の行動で何かを察したリアは、俺の皿のホイップクリームを指ですくって舐め始めだす。


「何これ、私のと全然甘みが違うし、貴方は私にだけ酷い事をしたのね……許せないわ……」


 リアにバレタ俺は、席を立つと棚に置いてあった蜂蜜の容器のキャップを取り外してから、リアのナンにかけてやる。


「なにこれ……これって蜂蜜じゃない、高級品の品物をポンと出してくる何って……貴方ってお金持ちなの?」


「チロシ、わたくしのにも蜂蜜を掛けてくださいね」

「ボクも、ボクも、蜂蜜とか久しぶりだよ♡」


 リアは、あらためてテーブルの周りを見渡して眺め始めていた。


「あれって胡椒?これは砂糖?なにこれ?……この人間はお金持ちみたいね……認めたくない、認めたくない……人間に負ける何って屈辱だわ……でも、エルフ族でも下級市民の私には、買えない品物ばかりがある……この人間を篭絡すれば……いえ、妾にして貰えれば、私って死ぬまで安泰じゃないの?」


「何をブツブツ言ってるんだリア、ボクのチロシに変な目を向けると……山に埋めて帰るからね……」


(ひぃーーー)


「チロシは、わたくしの旦那様なのです。貴女は只の奴隷なのですから身分を弁えなさい」


(くっ……)


 二人からのダブルパンチでリアのHPがゴリゴリ削られてしまい、リアはテーブルに顔を埋めて何かに怯えだしている。


 なぁ、二人とも俺の話を聴いてくれないか?


「「なにチロシ」」


 リアって性奴隷にする事はできるのか?


「連合王国には性奴隷何って奴隷は居ない事になっているんだよ。でも、あくまでも表向きには居ないってだけで、現実を言うとね……所有者と奴隷の合意がなされれば、成立する事なんだよね。性奴隷になった奴隷って、ゆくゆくは妾とかになるんだけど、妾になる前に、対外の性奴隷はね、正妻や側室に殺されちゃうんだよね♡何でだろうねリア……うふぅ♡」


「チロシは、リアを性奴隷にしたいのですか?」


 おう、二人には黙っていたが、こっちに来てからと言う物、性欲が止まらなくて毎日でも一時間に一回でも、とりあえずムラムラしたら性交をしたくなってるんだよ。俺にもどうして良いのかが分からない状況でな、このままだとヴィヴィやエヴァの体を壊してしまいそうで、それが心配で相談してるんだ。


「「確かに、チロシの性欲は異常」」


 面と向って異常と言わないでくれよ…… 


「でも、わたくしやエヴァの身体を心配してくれての提案なのでしょう?それならば、わたくしはチロシのしたい様にさせますわ」

「ボクもヴィヴィと同じだよ。チロシはボク達の事を思ってくれてるのが嬉しいよ♡」


「えっ、いいの?性奴隷からの妾でいいの?やった……なります。性奴隷にならせて下さい♡」


 やったって……こいつは何を企んでいるのか……でも、リアを好きに犯せるのは俺にも得であるし、深くは聞かない様にするか。


「性奴隷からの妾って言っても、直ぐにしたら駄目だからねチロシ。ボクが許可を出しら妾にしてもいいよ」

「エヴァの言うとおりです」


「何で、何でエヴァの許可が必要なのよぉぉぉぉぉぉぉ!」


 ガレージの一室で、リアの悲痛な叫び声が木霊して、チロシの耳を攻撃していた。   


  


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