俺の幼馴染は限度を知らない

WOULDYOU

第1話 可愛い幼馴染でも、限度がある。

俺、山内達也には、名倉安祐美という幼馴染がいる。


安祐美は黒髪のロングヘアに右目の下にある泣きぼくろがあり、そのほくろがより彼女の魅力を高めている。


そんな彼女は今、俺に抱きついて添い寝をしていた。


「俺の布団に潜り込むなって何度も言ってるだろ!!」


そう言って、俺は安祐美を叩き起こした。


「いった〜い、もう何するの?たっちゃん。」


「はぁ、とりあえず出ろよ。」


「ヤダ。」

俺の言葉にすぐに反応する安祐美。


「じゃあ、俺が出るから良いよ‥‥。」


「それなら、私も出る。」


そう言って、さらに安祐美は抱きつく力を強めた。


「引きずってくぞー。」


「それで良いもん!」


「はぁ、学校あるんだから、早くしてくれ。」


「む〜、分かったよ。」


「はぁ、いつまでもいられるか分からないんだから、しっかりしろよ。」


「えっ私達、結婚するんじゃないの?」


「安祐美が愛想を尽くすかもしれないだろ?」


俺なんかに魅力はない。


「へ〜、たっちゃんは愛想尽かさないんだ〜。」


言葉をミスった。


「言葉の綾だ、そんなもん。

じゃあ、俺もう着替えるからさっさと出てけ。」


「もう、照れちゃって。」


「照れてねーよ。」


まずい‥‥。


「あっでも、着替えは私気にしないから大丈夫だよ〜。」


まずい‥。


「そういう問題じゃないだろ。」

そう言って、俺は安祐美を部屋から出した。


本当にまずい。


「なんで、安祐美はあんなに可愛いんだよ‥‥。」


俺は、昔からずっと安祐美が好きだ。いつから、好きなのか分からない程前から。


「‥‥俺、いつまで我慢出来るんだろう?」


それくらい、安祐美は魅力的な女の子だ。


「いつか伝える。」


でも、それはまだ早い。

まだ、高校生なんだ、責任の取り方も分からない。


俺はずっと思っていた幼馴染の行動に限度があると、

でも、俺の我慢にも限界があるとも‥‥。


あぁ、本当にこれからどうなっちゃうんだろう?

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