第18話・モブキャラ
隣りの席の、律子以外の子とは関わらず。
比較的一人でいる事が多かった。
偉そうな女生徒「待ちなさいよ、福座さん!」
津奈を呼び止める偉そうな感じの、女生徒がいたが
側にいる関西弁の女生徒が、なだめた。
関西弁の女生徒「モブちゃん、やめとき、アカンって……」
モブちゃんと呼ばれて、偉そうな女生徒は
関西弁の女生徒に憤慨した。
偉そうな女生徒「キャラ!わたしは
モブキャラみたいに呼ばないで!!」
関西弁の女生徒「そないに青筋立てて怒らんでもええやん」
偉そうな女生徒「怒るわ!!」
津奈には、そのやりとりがコントにしか見えなかった。
津奈「その、モブキャラさんが何の用?
アンタ達のコントを聞いてる暇は、無いんだけど」
モブ「ぐぬぬ……なんて生意気な…」
モブこと茂部山は、津奈にも憤慨した。
モブ「偉そうで生意気なのよ!!いつも一人で余裕ぶってるし!!」
津奈「アンタの方が偉そうじゃん!わたしは群れるのが嫌いなだけよ!」
そこへ関西弁の女生徒、キャラこと
キャラ「モブちゃんは、福座さんと仲良うなりたいんよ」
モブ「ちょ…何勝手なこと言ってんのよ!!??」
キャラ「モブちゃん友達ようおらんのやから、優しくせなアカンって」
モブ「ちょっと!誰が友達いないって!?そもそもアンタは友達と違うの??」
二人のやりとりに呆れる津奈の前に、律子が現れた。
律子「あれは何の騒ぎ?」
津奈「芸人みたいだけど、わたしにはあの芸が理解出来ないよ」
律子「げ…芸人??あの子たちが??」
芸人と言われて、モブは律子にも憤慨した。
モブ「ちょっと!わたし芸人じゃないから!!」
律子「え…えっと……」
キャラ「モブちゃん、落ち着きって……」
モブ「コレが落ち着けるか!!」
津奈「何がしたかったの?」
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