第11話・夢??

学校の廊下を歩く律子に、親友のミナが話しかけた。


ミナ「待ってよ、リッちゃん…話があるの」

律子「ミナ?どうしたの」

ミナ「言いたくないケド、最近のリッちゃんかよわいよ」

律子「えっ!?」


ミナの言葉に驚愕する律子に、友人の安田が追い打ちをかけた。


安田「わたしも、そう思う!!」

律子「安田さんまで!!??」


二人の告白に、律子は混乱した。


律子「ちょっっと…突然なにを言い出すのよ??」

安田「かよわい人なんて、用無しね」

ミナ「さよなら、リッちゃん」


ミナと安田は、手を繋いで律子の元を去った……。


律子「待って!!ミナ!!安田さん!!」


そこへ、転校生の福座 津奈(ふくざ つな)が現れた。

津奈「本当に、かよわいわね」

律子「え??福座さん??」

津奈「いつも倒れるから、迷惑なのよね」

律子「ちょっと??福座さん!!??」


更に、自称律子のライバル、四ノ宮まで律子を攻め立てた。


四ノ宮「すっかり、かよわくなったわね」

律子「四ノ宮さん??」

四ノ宮「アンタをライバルだと思ってたのに、情けないわね」

律子「ちょっと…四ノ宮さん??」


津奈と四ノ宮は、手を繋いで律子の元を去った……。


律子「待ちなさいよ!!一体なんなのよ!!??」


律子は、皆の突然の言い分に大混乱していた。


律子「なんで??どうして、みんなして意地悪言うの??」


落ち込む律子の前に、手を繋いで皆が現れた。


ミナ・安田・津奈・四ノ宮「だってリッちゃん、これは……」


律子は、目覚めた……。


律子「え?い…今のは…ゆ…夢なの??」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る