彼方へ舞う

手を伸ばしても届かない

梅雨明けの青空は歌う中優雅に飛んでゆく紙飛行機


この風に乗って飛んで行けるとしたら

お前に会えるのか?会いたいとか

口が裂けても言えない

どこへ向かい?何を求めるのか?

ただ日差しを指す 隙間から問う

ただ悠然と笑いかける

その幻覚は風にさらわれて見失った


紙飛行機に乗ってどこまでゆける?

お前に会いたいんだ

友達の有効期限はいつまでだ?

あの日 あの時共に飛ばした紙飛行機

今はどこまで飛んで行っているんだろう


この風に乗って飛んで行けるとしたら

お前に会えるのか?伝えたいことがあるんだ

本音が隠れる心の下で

零れて隠れない 零れて拾えない

手が届きそうだけど からぶって掴めないから

ただ淡々と作る紙飛行機


紙飛行機に乗ってどこまでゆける?

お前に会いたいんだ

友達の有効期限はいつまでだ?

懐かしい崖に登り想いをはせて

期待してるんだ また会えることを


梅雨明けの青空の下で思い出す

あの温もりと 鼻を掠める甘い匂い

そうさお前も感じてるだろ?


空高く舞い上がる 紙飛行機は

後どれほど空高く

僕を突き動かす お前を思い出させる?


もう一度崖に登って空に向けて放つ

お前を想って

君に託して...

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