緑と真夏

こんなんじゃつまらないし

青空の下君を待った

葉桜を揺らす風

止まらないんだ

この回転木馬

聞きたい 聞きたい

君の好きな音楽


辞めちゃったんだ

大好きだったスポーツを

笑わないで聞いてくれるか?

怖かったんだ人の目を気にして

苛まれたんだ人の鼓動に

微動だにしない木の幹 聞けよ!


この公園から見た風景は

悩みも全部ちっぽけに見えて

さざれ石が水と一緒に流れてくる

ここで石切りに挑戦したね

反応を伺うのは怖いんだ

覗かせて綺麗な薔薇



やっぱり仕方ないんだ

大嫌いだったんだそれは

俺を先に嫌いになったんだ

怖かったんだ人の目を気にして

先輩に嫌われたんだ

微動だにしない風が吹いても なぁ 聞けよ!


この山の上から見た風景は

自然の緑に吸い込まれて

岩に巻く太い紐には白紙が

ここで宝探しをしたね

俺の嫌いな声を聞くのは怖いんだ

聞かせて「ポツッ」と落ちる雫の光を

そっと摘んで外に投げ捨て

緑の葉は面白くない

ちょっと遊んだだけじゃん

なぁ 笑えよ 風に乗せて


朝三暮四のバカ野郎はさぞ幸せな奴だろう

冷たいお茶を飲み干して

立ち上がった先の行き先は

決めてないが分かっている

ここまで来た道はきっと無駄だったというと怒るだろ?

手を繋いでる

手の感触は覚えてないけど



だから俺は

だから俺は君を待っていた

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