飢え
死にたくないから物語を書いていた
不死身の人生を信じて疑わなかった
ご飯なんか食べなくても睡眠など取らなくてもどうせ生きてるんだと思うと十分に取らなくなった
今日こそはと地を蹴っては転んで血を流しては信じられるものも少なくなってて
何を信じればいいと頭を抱えて息を吸った
人間の壁が一番分厚かったのは事実です
要らないものを正直に捨てられないのは何故ですか
本当は 本当は 大切な代物なんだと
聞こえない未来も触れない愛も本当は大切だから
だから何も言わないでくれ僕はこれでも子供じゃないから
不甲斐ないから下を向いて
情けないから嘘を付く
過去と同じことをして学習しないのは何様だ
だから僕は飢えて だから僕は寝不足で
そんな中派手に運動しては吐き気をたえる
それでも生きてるんだ
それでも景色が見えるんだ
君は お前は あんたは あいつは…
言えない…
「さよならが愛おしいことを証明します。」と
いつかの僕は
僕は宣言しました
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