転びました



 いやあ。Xにも報告していたんですが、昨日、派手に転びまして。転ぶなんて、何年ぶりの経験でしょうか。後輩が雪道で毎年転んでいるのを見て、笑っていた自分が。雪もないのにすっ転んだ!


 もう最悪ですよ。右の頬を強打したようで、目の下の頬骨のところが大きく腫れて、右上唇は内外切ったようです。それから、左の手のひらと右の手背、右膝の裂傷。左膝下には紫色の打撲痕が。眼鏡と服が無事だったのが奇跡的です。


 インフルエンザで閉じこもっているのに、なんで転倒したかって話なんですけれども。実は、昨日中に提出しなくちゃいけない集金があったんです。次女の。吹部のね。で、律儀に私は学校までそれを届けに行きたかったわけです。


 ところが小学四年生にもなって、一人でお留守番できない次女。学校までは歩いて数十歩です。往復したって5分もかからない距離なのに、集金を置きに行ってくるというと泣くんですよ。目をウルウルさせてね。なんだか不憫な気持ちになって、最初の内は「仕方ない。お姉ちゃんが帰ってきたら言ってこよう」って思っていたんです。


 けれども、待てど暮らせど長女が帰ってこない。時計の針は六時を回ります。いくら吹部の練習で残っているだろうとは言え、先生たちも時間外なわけです。自分に置き換えてみると、残業をしていても、時間外の電話が来たり、来客が来たりすると、すっごく嫌な気持ちになります。一応さ、営業時間守れよって思いますから。こっちは残ってはいるとは言え、お前の為に残っていたわけじゃねーんだぞってさ。常識を知れ、常識を、このボケって内心思っているものですから。やっぱり早く先生に集金を届けたいのです。


 で、六時過ぎに次女に集金言ってくると伝えました。すると、またシクシク泣き出します。ええい。もう待ってられねーんだよ!

「いい加減にしなさい。先生の事情もあるんです。貴方は五年生になるんですから、たった数分くらい待っていなさい」と一喝。さすがの次女も「ひ」って押し黙って、「わかりました」と言いました。


 少しは大人になってもらわないとね。数分で帰ってくるから、と言って出たので、かなり慌てていたのでしょう。工事中の現場を横切って、近道をして学校に向かいます。外は雪が降っていて、すっごく寒いし。気が動転していたようです。


 いつもだったら、転ぶわけもない砂利道で、ふと気が付いたら足がもつれてからだが空中に浮いています。バランスを崩した時も、大抵踏ん張って転倒までしたことがない私。一瞬、「今回も大丈夫」なんて安易な考えが頭を過った瞬間。


 ドタっと地面に突っ伏しました。嘘だろー! 痛い。めちゃくちゃ痛いじゃないか!!


 起き上がって最初に確認したのは眼鏡。眼鏡がないと生きていけませんし、お高いのです。眼鏡が無事。しかし、眼鏡に注意が行ったってことは、痛いのはそのあたり。ああ、やっぱり頬が膨らんでいる! 出血してたのか? 手で触ってみようとすると、今度は手が痛い。手のひらから血が出ています。オーマイガー。


 お気に入りのズボンは? 穴開いてない。大丈夫。ああ、誰もいなくてよかった。けど、気持ちは「集金出さなくちゃ」です。すぐに服の土を払い、マスクで顔を隠しながら、涙目で学校へ。


 ちょうど、同じく集金を出しに来ているお母さんと遭遇。


「だから、これ、吹奏楽の集金で」と説明をしている最中です。助かった。こんな状況でまともに話なんかできっこない。おいらは、「私もです。お願いします」と集金袋を先生に押し付けて、早々に退散。ひー。もう泣きたい。


 家に急いで帰ります。次女が泣いているかも。そう思ったのに。帰ってみたら、次女は呑気に同級生と電話中。寂しいから電話したとのこと。結局一人でいられるんじゃねーかよう。


 次女は私の変わり果てた姿に大泣きです。「オラが一人でいられないっていったからだ」って自分を責め続け、薬箱を持ってきてくれたり、泣きながらくっついて回ったり。お手伝いすると言い張ります。いいや、キミはインフルだから寝ていていいんだ。これはキミのせいじゃない。不注意な母のせいなんだから。そんなに慌てていく必要なかったのにね。いやですね~。


 唇が腫れているので、歯医者で麻酔された感じです。食事すると痛い。夜も目の下痛くて何度も目が覚めました。昔整形の医者に「同じ怪我でも、足にするのと、頭に近いところでするのでは痛みの感じが全然違うもんだよ」と言われたのを思い出します。目の下って、なんだか痛い気がする。


 いや痛いんだ。けど、自分が可哀そうすぎて。久しぶりに転んだショックも手伝って、余計に痛みがひどいきがします。今週末東京行くのに~。そのころには顔、紫になっていたらどうしよう。マスクの時代でよかった。


 今朝は全身が痛いっす。あちこち強打したみたい。休みでよかった。仕事なんか行かれないもの。今日は一日のんびりしていようと思います。ああ、痛い。


 こんな時に新作公開です。

 ボーイミーツボーイです。バディものにしておこうと思っていますが、BLまでにしちゃうかどうか。まだ最後まで考えていない、またもやの見切り発車中。


 いやあ、新作公開のボタンを押すのは、本当に勇気がいりますね。しかもよく考えたら平日やん。なんてタイミングで公開しているんだ。オラ。


 ルビー小説大賞と並行して、公開しますが、ルビーを優先するので、不定期になります。まずはオープニングだけね。どうぞよろしくお願いします。

 

「死者の門番は、破壊衝動の強い悪魔に魅入られる」

https://kakuyomu.jp/works/16818093073944053997

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