休み中のメール


 本日は8月15日。終戦記念日ですね。巷ではまだお休みの方も多いかもしれませんが、私は、一足先に仕事再開しています。事務所は休んでもいいって言ってくれるんですけれども。忙しい母は、別の日に休みが欲しいのです。ですから、今日は出勤です。


 まるで土曜日の事務所のように静まり返った事務所。ああ、幸せ。電話もあまりこないという。今日は事務作業をちゃちゃっと片付けちゃいますよ!


 今年のお盆は、長女の部活がずれ込んだおかげで、実家に帰省したのは二泊三日でした。我が家の予定を優先する子が多い中、我が子は部活優先っ子。部活が入れば、我が家の予定をずらす。これが基本です。まあ、なんて真面目なんでしょう。それだけ部活命なのでしょうけれども。


 長女の部活動も、日によってはあっち抜け、こっち抜けしているようですが、少ない人数でも休まず出てきている子は出てきてて、真面目に練習をしているそうです。予定がある子が悪いってわけではありませんでけれども、そういう子たちが下支えして、今年の結果につながっているのだろうなと思った今日この頃です。


 で、昨日まで実家に帰っていたんですけれども。やっぱり来るのが職場からのメールです。休日に職場からメールがくるのほど嫌な気持ちになることはありません。もちろん、緊急事態でね。今まさに私が知り、判断しなければならない案件ならわかります。けれども、「明日、出勤してきたときでいいんですけど…」ってくだりから始まるメールなら、「明日にしてくれ」って思うわけです。


 まあ、こういうメールを送ってよこす職員は決まっています。大半の職員は互いに休みの邪魔をしないように、急ぎではないなら出てきてから。これを暗黙のルールにしているわけ。ところが、特定のその職員は、自分が不安になると、だれかに連絡しないではいられないタイプみたいで、昼夜構わず不安になると連絡をよこすわけです。相手の生活など無視してね。


 昨日届いたメールもそんな感じ。私が不在だったので、明日もう一度電話をくれるという内容をわざわざメールで送ってよこすのです。そんなこと言われたって、どうしようもないわけです。結局は、翌日出勤して、その電話を待つしかないわけで。相手の連絡先も聞いていないとのこと。いらんメールですよね。


 その話を妹にしたところ、妹とのところにもメールが来たそうです。妹は看護学校の講師をしているのですが、その同僚から「返却されたテスト、開封してみました。内容は、明日出勤されたその時に……」というメールだそう。


「気になって仕方ないだろう」って怒っていました。多分、妹の同僚も外部の先生から返却されたテストの結果を見て思うところがあったのでしょう。それで不安な気持ちに駆られて、とりあえず妹にメールした、そんなところでしょう。


 ふとネットを見ていたら、去年、NHKのニュースで「そのメール連休中じゃなきゃダメですか」って記事が載っていました。世の中には私と同じ気持ちの人が多いんだなって思う反面、そういうことをする人も多いんだなって思いました。


 自分を守る行動をとることは必要ですが、度が過ぎると周囲が疲弊します。自分を正当化するのに、都合のいいように記憶が改ざんされ、なんでもかんでも人のせいになるわけですよね。


 そういう人って、なぜか絶対に「ごめんなさい」しないんですよ。かたくなに、そこは守るわけです。自分が悪いなら「ごめんなさい」すればいいんです。私なんて、おっちょこちょいですから。無意識に色々な人にご迷惑をかけてしまうことも多いのです。あとで気が付いたら、かならず「ごめん」をします。だって、私がやったことだもの。私が落とし前付けないといけないことです。


 「ごめんなさい」したら負けとか、そういう問題じゃないと思うんですよね。人生勝ち負けじゃないわけだし。優越をつける場でもないわけで。昔からそういう人はたくさんいましたけれども、ちょっとここのところ、そういう人たちに振り回されることが多くて、人間不信です。


 最近、二女が「笑うセールスマン」にはまっていて、ずっと見ています。ちょっと大人の事情も多いアニメですから、小学四年生にはパンチが効きすぎではないかと思っていますけれども。こういう心に隙間がある人たちには、「ドーン」ってしてもらいたいって思います。あ、私もか!


 あれじゃあ、人間関係を維持していくのも難しいでしょう。誰もいなくなってしまった、なんてこともあるのではないかと思います。生きにくいでしょうね。でも、そこを改善できないのが人間というものです。教訓にして、自分自身の生き方も振り返らないといけないと思います。


 そのご迷惑様の職員も、とうとう退職を決心したようです。人手不足です。仕事はますます忙しくなる状況ですけれども、心の安寧が手にはいると思うと、頑張れそうな予感です。


 

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