アフター・コロナ


 心入れ替えてエッセイを更新する雪です。おはようございます。心に余裕があると文字を書こうかって気持ちになるものですね笑


 新型コロナウイルス感染症対策も収まって、世の中が色々と動き出したおかげで、来週は連日のように、夜集まりがあります。コロナ禍って引きこもりには都合がよかった。コロナだから集まるの止めましょうって言えるじゃないですか。それが言えなくなってしまったってことですよね。


 来週は中学校のPTA総会、小学校の吹奏楽総会、仕事で担っている団体の総会、それから友人との会食。早く帰れる日は一日だけ。子ども達に申し訳ないくらい夜出かけます。


 先日、中学校のPTAの引き継ぎに行ってきました。学年主任の先生が二学年のクラス委員長、副委員長の役割についてや、年間計画についての説明をしてくれます。ところが……。秋口にある『二学年学級委員長会』という集まりが、なんのためにやるのかなあ? って言うんですよ。自分は二年前に来たばっかりだから、よくわかならいと。いやいや。調べてから来てよ。本当。


 みんなで顔を見合わせていると、一人のお母さんが教えてくれました。そのお母さんは10年前にもクラス委員をしたことがあるらしく、それは受験対策で購入した教材の集金について話し合うための会だった、というのです。


 ほう。やっぱり昔のことを知っている人がいると話が早い。そしてそのお母さんもよく覚えているなって思いました。


 先日、地域の方とお話しました。今年から神社の夏祭りを再開するとのこと。ところが、コロナ禍前の夏祭りを知っている役員がいないので、どうしたらいいのかわからないとのこと。そうか、色々な役員って年度替わりですから。昔のことを知っている人って抜けてしまうんですよね。


 でもその方がおっしゃるには、「新しいメンバーで出来ることをすればいいと思うんだよね。なにも昔に戻すことはないからね」とのこと。前向き発言だな。まさしくそれですね。アフターコロナ。新しいことをやっていくのはいいと思います。


 今年、色々な役員を引き受けましたけど、去年からの引き継ぎは、あんまり意味がない。なにせコロナ禍での活動の経験談ですから。今年から始まるのは、コロナ前の活動なのです。だから、コロナ禍のことをぐじぐじ言われても意味がない。


 世の中は元通りになろうとしています。けれど、きっとそれは元通りとも違っていて。きっと新しいいい形になれるのではないかと思っています。


 うちの下の子なんて、小学校入学と同時にコロナで休校させられましたから。コロナ禍前の学校生活なんて知るわけもないんです。


 連休に温泉に連れて行った時も、露天風呂に入れたら、めちゃくちゃ感動していました。また来たいって、目をキラキラさせてね。小さい頃は連れて行きました。初体験じゃないはずなのに。


 この数年間。子ども達にも経験させてあげられないことがたくさんあったんだなって、実感しています。東日本大震災の時も痛感しましたが、「後でやろうはダメ。今できることは今やろう」が一番ですね。そのうち連れて行ってあげる、なんて思っていると、こうやって何事かがあって、子どもには経験させてあげられなくなってしまうんです。


 仕事柄、まだまだコロナには注意が必要ですけれども。私生活は子ども中心に。元の生活に戻って行きたいなと思っています。みなさんはいかがですか? しばらく会っていない人と会ったり、旅行に行ったり。自由に好きなことをしていけるといいですね。


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