価値観の訂正は難易度高い!


 エッセイはお久しぶりです~。少しずつカクヨム復帰している雪です。お休みの間、いろいろなことがありました。それ、書いていきたいんですけれども。今日は今日の話題を書いてみようかと。


 ここのところ、ニュースやマスコミでLGBT法案のことや、それを巡った発言が取り沙汰されていますね。実は、うちの行政区でも、条例でLGBTのカップルの子を認めるって動きになっているようで。そうなりますと、もしかしたら、私の住んでいる町に、そういう方々が移住してくる可能性があるってことですよね。


 今日、娘たちに「そういえば新聞にこんな記事載っていてね」と説明しました。さあ、娘。なんて反応するでしょうか!?


長女「まじかー。同級生増えるやん。楽しみだ~」

次女「いつ来るの? いつ?」


 LGBTのことを説明しても同様の反応。


長女「え、普通やん。そんなん。なにかあんの? っつーかさ。なんでそんなん条例とか必要なの?」

次女「?」


 これね。これ。今時の若者たちは、LGBTなんて言葉いらないんですよ。「LGBTの人」って言葉を使っている時点で時代遅れ。そうなんだろうなって思った次第です。


 看護学校の教員をしている妹。ディベートの授業で「同性愛カップルが養子を持つこと」というテーマを作ったために、事前に同性愛カップルを知る動画を学生に見せたそうです。で、学生に「どうだった?」と質問をしたところ、驚きの返答があったというんです。その返答がこちら。


学生「え? どうって。え? どういうことですか」


 わかります? これ。彼女たちからしたら、別に考えなくちゃいけないことではないってことですよね。いいも悪いもないわけで。別にいいじゃん。そういう人、いるじゃん? なんで聞くの? って感じですよね。


 国会やマスコミで、LGBTがどうのこうのって論じている大人たちの姿は、若い世代にはどんな風に見えているのでしょうか。きっと滑稽に見えるのでしょうね。


 私には女装趣味の友人がいます。亡くなった奥様の遺品を身に着けて出かけるという方です。とってもいい方で優しいです。以前、職場のイベントにも来てくださって。その時に同僚が「あの人、男性ですよね?」って聞くんです。それから「雪さんって、交友関係幅広いですね」っても。


 私はそう言われたので、すっかりその気になって。私はいろいろな人に理解があるぞーって自負していたんです。でも、それって、そもそもがそう思うこと自体が古いわけで。


 そのおじさんと娘たちが出会った時、互いに互いのいいところを褒め合っているわけです。いいですよね。本当。これこそが自然!


おじさん「髪キレイね。つやつや」

長女「ありがとうございます。それより、あの。足キレイですね」

おじさん「わあ、ありがとう」


 自分はいつまでも若くて先進的——。なんて思っているほうが大間違いだったなあ。娘たちを見習わないといけないけれど、なかなか植え付けられた価値観とは取り払うことが難しいです。


 同性婚に批判的な意見を聞いて「古いなあ。堅物親父め」とか言っているけれど、私もわあわあと騒いでいる人の一人にすぎないってこと。改めて考えさせられた休日です。


 さて。KAC参加しております。今回はBL作品オンリーで突っ走る予定です!

 どうぞよろしくお願いいたしまーす!


KACその1「本屋」

「方解石」

https://kakuyomu.jp/works/16817330653863770695

KACその2「ぬいぐるみ」

「オレとクマたん」

https://kakuyomu.jp/works/16817330653947749133


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