すごい人、見つけた!



 みなさまの地域では雪、いかがですか。今年は雪が多いし、寒いですけれども、去年よりはちょっと大変じゃない感じがしています。それってなんでだろう? って今朝、考えていたんですが。


 去年は1回に降る量が多くて、それが数日おきに襲ってきたような気がします。そのおかげで、道路が凍り付いて、アイスバーン化してしまって、なかなか氷が解けなかったです。


 スコップで氷を砕く作業は、からだに負担が大きすぎます。男手でもあればまだしも、我が家も職場も女性ばっかり。氷を砕くのが大変で、なにかいい案がないかと、ネットを検索。


 ありました。ありました。北海道でしか売られていない「アイスピッケル」という商品です。細長い棒の先に、これまた細長い針のような金属が取り付けてあるそれ。お日様が出てきた時を狙って、氷と路面の隙間に差し込むと、あれよあれよと、気持ちがいいくらいに割れていくという商品です。


 今日はお日様が出ていますけれども、夜から雪の予報なので、まだ氷を剥がすには早いです。もう少し寝かせておきましょう。


 同僚から「夏まで雪残っていたことないじゃないですか~。そのうち溶けますよ」と言われて、ああそうだなって。あんまりムキにならないほうが精神上いいのではないかと思いなおし、去年のようにあくせくして雪かきしないようにしました。ストレスはいけません。ほどほどに。


 さて。カクヨムコンの執筆期間の締切が明日に迫ってきましたね。ここに来て、「ああ、やっぱりもっとこうしたほうがいいんじゃないか」とか、「あのキャラ、もっと活かすにはどうしようか」とか。色々な不安材料が出てきます。しかし、一つ書き直すと、あちこち書き直しでしょう? ちょっと時間がないかなあ。出来る限り、最後まで頑張りたいところですね。


 今回の作品は高齢者を主人公に据えました。私が仕事を始めた頃は、100歳なんて、すっごく珍しくて、新聞社が取材していました。その当時の100歳は、大概がベッドの上で、家族の介護を受けていて、「一日の大半は寝ていますね」なんてコメントが添えられていましたけれども。今時の100歳は、まったく違いますね。


 先日ね、ご縁がありまして。なんと——104歳の方にお会いしたんです! すげえ。104歳ですよ。すごくないですか。しかも寝ていない。ちゃんと起きている。茶の間に座って、湯飲みにお湯足して飲んでいます。おお、元気。


 お嫁さんの話ですと、元気すぎて病院に来なくていいと言われたそうです。


「便秘の薬や、湿布薬は市販されているからね。わざわざ、感染症とかのリスクを冒してまで病院に来なくても大丈夫ですよ」


 ですって。すごいですね。ただ、耳と目がダメみたいで。なに話しかけても「わかんね」と答えます。お嫁さんと話をしている最中も、ツボの蓋を開けて、箸を持って、なにやらかき回しています。中を覗くと、砂糖の中に梅干しが!


 梅干しにぎっちり砂糖を絡ませて。それからぱくり。お湯を飲んでから、ツボを閉めて、じっと座っています。ああ、感動です。人は100年以上、こうして動ける世の中になったのですね。


 最後の最後まで「なんだか、わかんね」と言っていた彼女ですが、最後には「どうもありがとうございました」と頭を下げられました。ああ、なんだか御利益もらった気持ちです。頑張ろう。私も。


 人体とは摩訶不思議です。「私や夫のほうが認知症だわ」ってお嫁さん、笑っていましたけれども。人生100年時代と言いますが、本当にそうなんでしょうね。これからの日本は多死時代に突入です。ばったばったと亡くなる人が増えて、葬祭業界が儲かると言われていますけれども。こうしてお元気でお過ごしいただける先輩が増えると、老後も恐ろしくはないものですね。


 それでもやっぱり。長生きするには、お嫁さんのように支えてくれる人がいないと、困るわけです。幸せな老後を迎えるためにも、周囲の人は大事にしなくちゃいけませんね。


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