血の滴る世界で最高の晩餐を

※エピソード４までの人物紹介及び用語の解説

――登場人物――

◇聖女機関サイド

◆五嶋 夏樹（ごとう なつき）　18歳

　本作の主人公。

　半年ほど働いていた会社を辞め、しばらくの間暇な生活を送っていた。

　性格は卑屈であり、自分自身に劣等感を抱いている。

　しかし、聖女機関という組織を知って、自分でも役に立つ可能性を見出し、

　協力していくことになる。

◆ウルヴァリス・ハーマン　18歳　【戦闘聖女（バトルシスター） 序列３１位(吸血前段階)】

　夏樹が最初に出会う戦闘聖女（バトルシスター）の一人。

　人間ではない、半吸血鬼（ハーフヴァンパイア）。

　吸血鬼組織の幹部に命を狙われている所を、夏樹への吸血で乗り切る。

　戦闘能力は高いほうだが、序列は中の上程度。

　夏樹に好意を抱いているようだが……？

◆此代 実里（このしろ みのり） 18歳　【聖域の聖女達（テンプルムシスターズ）　序列第１位】

　夏樹が聖女機関に足を踏み入れた際、出迎えてくれた二人目の戦闘聖女（バトルシスター）。

　人間ではない、半吸血鬼（ハーフヴァンパイア）。

　性格は陽気で、身長は160より前という低めだが、とても面倒見がよく、

　争い事を好まない。

　史上最年少で序列第一位を獲得した天才少女であるが、

　その実力を夏樹はまだ知らない。

　妹の静香より、胸が小さいことを気にしている。

◆此代 静香（このしろ しずか） 18歳 【戦闘聖女（バトルシスター） 序列３３位】

　実里の双子の妹。

　夏樹の聖女機関への加入を阻んだが、吸血後のウルスにあっけなく敗北し、

　悔しくも認める事になる。

　人間ではない、半吸血鬼（ハーフヴァンパイア）。

　性格は天邪鬼、いわばツンデレ要素が高い。

　だが、意外にも優しい一面もある。

　姉の実里よりも胸が大きい。

◆影虚（かげうろ） 24歳 【聖女機関 福岡支部　聖母（マリア） 元　聖域の聖女達（テンプルムシスターズ）　序列第３位】

　夏樹が属している聖女機関、福岡支部のまとめ役。

　過去に序列第３位まで上り詰めた、元戦闘聖女(バトルシスター)であり、半吸血鬼《ハーフヴァンパイア。

　リーダーの証である白い修道服を身にまとい、いつも絶やさない笑顔で、他人と接する。

　ちなみに怒るとかなり怖いらしく、

　彼女に連れて行かれる【懺悔室】は、聖女達全員が二度と行きたくないと声を揃えて証言している。

◆エステラ　19歳 【聖域の聖女達（テンプルムシスターズ）　序列第6位】

同じ【聖域の聖女達（テンプルムシスターズ）】の実里と仲が良い戦闘聖女（バトルシスター)。

　半吸血鬼（ハーフヴァンパイア）。

　序列第6位の猛者だが、実力を夏樹はまだ知らない。

◇吸血鬼陣営（ヘスティア―マ）サイド

◆血人（けっと）

三姉妹によって生み出された眷属。

戦闘力は高いほうだが、知能が低い。

◆帷（とばり）【血濡れの三姉妹（エマーティノス）　三女】

　上位吸血鬼（ヴァンパイアオーダー）の直属の眷属の一人。

　性格は残虐な上に、無垢。

◆棗（なつめ）【血濡れの三姉妹（エマーティノス）　次女】

　上位吸血鬼（ヴァンパイアオーダー）の直属の眷属の一人。

　夏樹とウルスの前に立ちはだかるが、吸血したウルスによって撃退される。

　性格は遊び心溢れる陽気な性格だが、慎重派でもある。

◆響（ひびき）【血濡れの三姉妹（エマーティノス）　長女】

　？？？？？？

◆上位吸血鬼（ヴァンパイアオーダー）

　莠コ縺悟享縺ヲ繧句ュ伜惠縺ァ縺ッ縺ェ縺??

――用語――

◆聖女機関（せいじょきかん）

　吸血鬼（ヴァンパイア）に対抗するため、作られた組織。

　夏樹もここに属する事になる。

◆血の加護（ブラッドブレッシング）

　人間の血液から作成された、半吸血鬼の為の身体強化剤。

　戦闘聖女（バトルシスター）は、戦闘の前に必ずこれを摂取する。

◆聖域の聖女達（テンプルムシスターズ）

　戦闘聖女（バトルシスター）の序列でも、最高位に君臨する聖女達(シスターズ)に与えられる称号。

７席までしかなく、その実力は折り紙付きである。

　福岡支部では、実里1位、とエステラが６位で席次を埋めている。

◆転移の加護（テレポーテーション）

外出をした聖女が持たされる、聖女機関への転移が可能な加護を埋め込まれた石。

地下世界にある福岡支部は、外部からの侵入ができないように、

この加護の転移以外では入口は存在しないのである。