第455話
まずハルトの進化先の話が始まった。ハルトの進化先は超人と言う種族に変わったそうだ。
『超人に進化したハルトのスペックが一段階上になり、生き物としての格が上がりましたね。ステータスには現れませんが、かなり強くなっています。』
「確かに力が漲ってる感じはするからな。」
『そこから鍛え上げればガイアドラゴンともゴーレムを使わずに戦える様にはなりますよ。』
「マジで!!」
そんなに進化する事で変わるのかと驚いてしまう。でも今のハルトは自身の力を完全に理解していない。が、ナビィは分かっているのだろう。
『次にヒスイです。』
『ヒスイは何に進化したの?』
進化後のヒスイは透明度が上がり綺麗な緑色をしており、スライムコアは二つに増えている。そんなヒスイが何に進化したのかをハルトも聞いていく。
『ヒスイはヒーリングセージスライムです。様々な属性魔法が使えるヒールスライムの上位種ですね。回復力の増加、属性魔法の威力・効率の強化、生き物としての格も高くなっていますよ。』
『おお!!ヒスイ!強くなった!!』
ヒスイはナビィからの説明を聞いて喜んでピョンピョン跳ねている。
『次はプルンです。』
『ぼくはーどうなのー!』
プルンは進化後に色が変わって薄い青色に金色が混じった色合いに変わっている。そんなプルンは一体何に進化したのだろうか?
『プルンはブレイブスライムですね。スライム界の勇者です。剣系スキルや光属性、聖属性の魔法を大幅に強化します。もちろん生き物としての格も上がります。』
『僕はー勇者だー!!』
プルンは光の剣をアイテムボックスから取り出して魔力を流す事で剣を光らせると、プルンが思うカッコイイポーズを取っている。
『次はコッコロです。』
『私の番ねぇ。私は何に進化したのかしらぁ。』
進化したコッコロは白い羽毛から薄ピンク色に変わり、大きさも一回り大きくなっている。進化したコッコロはどんな種族に進化したのかをナビィが説明するのを待つ。
『グレネードボマーコッコです。爆発物の生成に威力上昇、効果拡大、複数付与などの複雑で威力の高い卵爆弾を作れる様になります。生き物としての格も上がっていますよ。』
『くふっ、これで今よりも色んな爆弾が作れそうねぇ。くふふふ……。』
自身がどんな卵爆弾を作ろうか考えているのか、ナビィから説明を聞いてからコッコロは考え込み始める。
『最後はミルクですね。』
『お願いしますモー。』
最後はミルクだ。ミルクが一番姿が変わった。今のミルクの身体のサイズは大きくなって騎乗するのも一苦労しそうだが、その分強くなっているだろう。そんなミルクは一体どんな進化を遂げたのだろう。
『ミルクが進化したのはグレートアースミルクカウですね。ミルクカウからの進化としては特殊な進化です。身体能力の大幅な上昇に土属性魔法が得意になっています。しかも牛乳は肉体の耐久力を上げる効果もあるんですよ。しかも濃厚で美味しい!!』
『ハルト様に美味しい牛乳を飲んでいただけるのなら満足な進化だモー!!』
むふーと鼻息を荒げているミルク。進化後のミルクの牛乳がどれくらい美味しくなっているのかは確かに楽しみだ。
そして、神珠を使ってのスキルの成長と種族進化を体験したハルトたちは、この世界樹の木の頂上で生活する為の準備を始めた。
何故、世界樹の迷宮の攻略後にすぐに帰還しないのか、それはスキルが変化スキルに変わった為、今のスキルのレベルは消費した分だけ下がってしまっている。
スキルを変化スキルに成長させるのに百レベル、持っていた変化スキルを一段階成長させるのに二百レベルを消費する必要があり、今のハルトたちは消費したスキル分のレベルを上げ直さないといけない。
それだけじゃなく、ガイアドラゴンを倒してレベルアップした分だけ、ステータス値を上げる為の修行や進化した事で身体能力を使い熟せる様にならないといけないからだ。
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新しく作り直した作品があります
・怪異溢れる世界
以上の一作です
時間がある方は読んでくれると嬉しいです
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