第2話 ふりかえるとよみがえる

私は友達に相談をする。「彼にふられたの」泣きながら相談をする。友達は少しだけ考えて私に本を貸してくれた。


「恋のおまじないよ」彼女はそう語ると呪文を教えてくれた「ふりかえるとよみがえる」三回繰り返すと、失恋した彼氏と仲良くなれる。私は心から願う。家に帰ると呪文を唱えた。


友達からLINEが来る。「あの人が事故で死んでしまった…」彼と家族が乗った車が事故を起こした。私は悲しくてベッドで泣いた。玄関のチャイムが鳴る。玄関まで行くと「ぼくだよ…」と声がする。私の好きだった人だ。おまじないは成功した。彼が戻って来てくれたのが、ドアを開けると…………


元気な彼が笑っている。私は抱きしめる。生きて帰ってきた。彼は私の手を引っ張ると玄関から出ると、地面はごつごつとした岩の感触がある。暗い空は夕方のようだ。遠くで何かが燃えている。彼は「一緒に行こう」と言うと手を引っ張る。遠くに長い長い人の列がある。彼の家族も手をふっていた。

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