新しい自分を見つけるために異世界転生
@potani
新しい自分
「最初の方は良かったんだけどなぁ」
自分は今まで開いていたケータイ小説のサイトをそっとブラウザバックする。
自分は高校生の頃からケータイで読める小説サイトで異世界に転生する物語をたくさん、読んでいたが、キャラクターにいまいち感情移入することができず途中で諦めてしまうことが多かった。その理由として、ツンデレキャラや主人公の迷惑を考えず我儘なキャラクターに対してイラつきを覚えてしまうのだった。
他に面白いものはないかなとサイト内検索やインターネットで検索しているときに見つけたものに目を惹かれた
〜新しい自分を見つけるために異世界転生〜
この題名なら大丈夫かと思いレビューを読むために、そこをクリックしたら視界が暗転した。最近は眠気を感じたときにもう少し小説を読みたいと思い睡眠時間がゴリゴリに削られる生活をおこなっていたのでそれのツケが回ってきたのだと思った。
なんとなく気持ちが良いなと思い、目を開けるとそこは真っ白い空間にいた。
たくさんの小説を読んでいたときによくあるテンプレのような空間であることに対して自分は夢の中でもこのようなことを考えていることに恥ずかしさと嬉しさを感じた。
「新しい自分が欲しいか?」
そう聞こえた気がしたが、周りには誰もいないように思えたので無視をしようかとも思ったが、今まで読んできた小説ではこの声はカミサマ的な存在の声であるため、夢の中では楽しみたいと思い反応することにした
「異世界に行けるのだったら鑑定とアイテムボックス、言語理解やサポート系のスキルは必須ですよね。魔法とかも使いたいしテイムとかスローライフもやってみたいよなぁ。あとは!創造系のスキルとかもいいよね」
今まで見たことのあるさまざまな小説の要素を盛り込んでみた。夢の中なんだから自分が思う最強チートとかやってみたいじゃん!
「おぉ、まさかこんなにも転移に積極的な魂だとは思わなかった。まぁ、他の理想があったとしても最初の理想を叶えるだけがワシの存在だからのぉ。とりあえず楽しんでくれればよいよ。グッドラックじゃね」
そう聞こえたのちに視界が一気に緑に囲まれたことに対してこの夢が覚めなければいいのにと思った。
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