現世最強の俺が何も貰えず異世界に転生されて騎士になったんだが!? ~魔法が使えなからってなめたやつらに俺の力を思い知らせてやる~
外典
第1話【最強】転生
ブンッッ
俺の耳元に鋭いジャブが放たれる。
迸るアドレナリン、滝のように流れ出て肌を伝う汗、俺たちの一挙手一投足に湧き上がる歓声、グローブの上から拳と拳がぶつかり合う感触、これらの全てが今の俺には心地いい。
この快感が今の俺の生きる価値になっていたんだ。
燃え上がる俺と対戦相手の戦いに実況者がスタンドマイクを握る。
「突如としてプロ世界に現れたこの男、
そうだ、俺は勝たねばならない。
俺は昔、生きる屍のような生活を送っていた、学校で友達はできず、孤独を極めてただただこれからの人生の生きる意味を探す怠惰で無意味な毎日を過ごしてた。そんな十数年前のある日、壮大な夢を見た、誰かの物語だった、詳しい内容はほとんど覚えていないが二つだけ覚えていることがある、とても可愛くて可憐で佳麗な少女がそこには存在して、そしてその誰かはそいつを守れなかった、それだけが俺の頭からこべりついてはなれない。
そしてその夢を見て刻まれたのは純粋な恐怖だった、無力なことがこんなにみじめで恐ろしいということを実体験させられたような感覚だった、そしてそれは無力で空虚な人生と自分を変えようと思うには十分すぎるほど強烈な夢だった。
それからだ、強い男にあこがれ、格闘技の世界に入り、死ぬ気でそれからの時間や努力すべてをささげてきた、様々な格闘技で色んな賞をとってきた、今はボクシングの5階級制覇手前、5階級制覇はボクサーにとっての最高の名誉だ、そして相手は世界を代表する【人類最強】とも呼ばれるほどの男、これまでで最も強い相手、こいつに勝てればようやく今までの全てが報われる、そんな気がするんだ。
相手はカウンターを得意とするカウンターパンチャー、普段は亀のように固めつつ少しの隙を一瞬で突いてくる、もうすでに俺のパンチは何度も避けられカウンターを打たれている。
3Rの中盤、ジャブによる
ブンッッ
相手選手は小さく屈み、俺の大振りの左ストレートは相手選手の頭の上を通過する。
その瞬間屈んだ相手選手と上下の視線が交差する、その時相手選手の口角が少し上がっているのを俺は見逃さなかった。
ドゴォッッ
「!?」
俺の右ストレートが相手選手のカウンターを狙い、がら空きになった顎に一閃を放つ。
相手選手は今起こっていることが理解できないような顔で膝をつく。
当然だ、完全に決まるはずだった大きな隙をついたはずのカウンターが決まらず倒れているはずの相手に見下され自分の膝を地に突いているのだから。
原理は単純明快、相手選手が1手打つ前に俺が2手目を高速で出したのだ、ゲームで例えるなら連続で2ターン動いた、そんな感覚。
当然本来ではありえない、しかし俺とこいつには圧倒的な実力差が存在している、世界チャンピオンといえど大したことはない。
俺は毎日毎日毎日毎日、格闘技経験のある祖父の元でこの十数年間死に物狂いで特訓を行なってきた、血の滲むような常人ではありえないような努力をして、あまりの辛さに精神もイカれてまともじゃなくなった、そして常に闘争に身を投じてきた、それを考えればこの力量差は当然のことだ。
「1!2!3!4!5!」
倒れて立てない相手選手に審判が10カウントを数え始める、相手選手はロープに手を突き立ち上がろうとするも足ががくがくと痙攣し立ち上がれていない。
俺は倒れた最強の男の前に立ち大きくいやらしい笑みで見下す。
ああ、その絶望の顔だ・・・そのゆがんだ顔が見たかった、この【人類最強】と言われた男の絶望に染まったその目・・・たまらねぇ・・・
倒しても倒しても飽くなき心の渇きは俺の人間性を大きく歪めていった。
圧倒的な強さの敵をさらに上の強さで倒し見下す、これこそが格闘技一番の快感だ、自信満々な態度の相手なら尚快感を得れる。
「6!7!8!9!10!」
カンカンカン
試合終了の合図のゴングが鳴り響くと同時に観客全体が今までで最大の歓声を上げる。
「なんと【人類最強】といわれた男をなんとたった3Rでの一発でKOしてしまったぁぁぁ!この男こそが新たな【最強】だぁぁぁ!」
観客と同じように実況も叫びをあげている、コーナーに寄りかかり心地いい歓声につい自然と笑みを浮かべる。
ようやく、ようやくだ、これまで本当に長かった、これで俺が【最強】だ、もう何も失わない、全部俺のものだ、これでもう心の奥底にある喪失感や虚無感、そして無力感からおさらばできる。
「うっ・・・」
そんなことを考えているうちになぜかはわからないが次第に視界がくらみ脳が回らなくなっているのを感じる。
たいしてダメージは食らってないはずなんだがな・・・少し減量で無理しすぎたか・・・
「どうした!伊吹!」
「ああ、疲れただけだ・・・」
リングの外から俺の名を呼ぶのは俺の格闘技の育て親の祖父。
今までありがとうなジジイ、あんたは諦めがちな性格の俺の尻をいつも叩いて火をつけてくれた。俺がここまでこれたのはあんたのおかげだ・・・
足の力は自然と抜け、腰を地につける。
少し眠るだけだ、ほんの少しだけ、今の俺は【最強】なんだ、もう満足だ、俺は、もう十分、満足した・・・
◇◇◇◇◇
「んん・・・」
一面真っ白な、雲の中のような色をした空間で目が覚める。
倒れている俺の横には見知らぬニヤケ顔の男が立っていた。
「起きたね」
「どこだここは、あんたは誰だ・・・」
「死後の世界ってやつさ、君は死んだのさ、減量による体への負担のかけすぎだね、そして僕は君たちがいう神様のような存在だね、まあ全知全能ではないけど君たち人類の上位存在であることは間違いない」
突きつけられた重い現実にため息が出る。
「なるほど、死んだのか・・・一見閻魔がいないってことは、俺は天国に行けたってことで喜んでいいのか?」
「死んだってのにずいぶん気楽だね」
「泣いて喚いたら戻れるわけじゃないんだろ?それにもう現実世界には満足したんだ、死んだのは悲しいが俺の人生にもう悔いはねえさ」
正直悔いがないというのは嘘になる、【人類最強】と言われた男に勝ったのは十分すぎるほどの幸福感と満足感を得られたが、何かまだ物足りない気がする、あと少し、それが何か自分でもわからない。
「現実世界で【最強】になって満足かい?確かに現実世界では満足しているかもしれないが異世界ではどうかな?」
「どういうことだ?」
そいつは不敵な笑みを浮かべると俺の肩を掴み耳に顔を近づけて息が聞こえる距離で話す。
異世界?ってあのいろんな魔法や化け物が入り乱れる世界のやつか・・・!?
「今度は異世界で【最強】になってきたら楽しいと思うんだ」
「は?」
その神を自称する男が何かを唱えたと思うと体中が光だす。
「じゃあ行ってらっしゃい」
「おい、そんなの勝手すぎるだろ⁈」
「生き返らせてもう一度生きる権利を与えてるんだ文句はないでしょ、君の思い人も見つかるかもしれない」
思い人⁈全くこいつの話の意味がわからない、俺にそんな奴いたことはない。
「それにこういう場合なんかもらえるもんじゃないのか?最強の武器とか能力とか!?」
十数年前、少なくとも俺が見ていた漫画やゲームは転生するときにはそういうものをもらって転移するものばかりだった、何もなしで飛ばされるわけじゃないよな!?
俺の言葉を聞くと小馬鹿にするように神は笑う。
「そうだね、本来一つや二つめちゃつよスキルとかあげるんだけどね・・・君は十分持ってるだろう?君自身の肉体という最強の武器を」
「はぁ!?」
「君は【最強】なんだろ?君には騎士として転移してもらう、君がどこまでを
なんだよ仕王選って・・・死んだ俺を何も持たせず俺の意思を無視して勝手に異世界に飛ばすとか傲慢以外の何物でもない、神は神でも邪神だな、こいつ。
「おい、ふざけ」
神のふざけた発言に苛立ち胸ぐらを掴もうとすると景色が一瞬にして変化する。
◇◇◇◇◇
「うっ・・・」
大きな光に目がくらみ、腕でその光を隠す。
気づくとそこには大きい白い柱が多く立ち並び、天井には装飾画、そしてそこからは綺麗なシャンデリアがぶら下がっている、どうやら大きな城か宮殿にでも飛ばされたようだ。
「いきなり人の胸ぐらをつかむなんてなかなかのご挨拶じゃないか?」
「ん・・・ああ、悪いな、はは」
目の前には俺が神の胸ぐらと間違えて胸ぐらをつかまれた男が俺に「やめてくれ」とでも言っているような目で見てくる。
引き笑いをしながら慌てて手を放す。
第一印象としては、いけ好かないイケメン、当たり障りのない感じが優しそうな感じを滲み出させてこいつの人の良さを表しているようだ。
こういう完璧そうな男は嫌いだ、人間てのは気持ち悪さとか醜さが混ざり合ってできた物のはずなのにそれをベールで覆っているそういう人間。
俺とその男を中心に、ほかにも俺の周りには数人の男女が佇んでいた。
腰に刀をぶら下げている青年と女とジジイ、その後ろには数人の兵士。
「彼らが騎士なのか!?」
「なぜ二人も!?」
俺らをみるとまるで異形のものでも見ているような雰囲気でその兵士たちがどよめく、あまり歓迎されてないのがなんとなくわかる。
どうやら俺と横にいるこいつが騎士として召喚されたみたいだ。
「ようこそ、ヴォルドベルク連邦国内の黒の国へ」
この場の男だらけのむさくるしい空間に一人咲く一輪の花とでもいえるほどの美貌を持つ女が手を差し出してくる。
「よろ・・」
「よろしく!」
食い気味に横のイケメン男をはねのけ、彼女の手を握る。
動きやすそうな軽装備に比較的に軽そうな刀を鞘に納めている、そして艶やかなポニーテールの髪にきれいな二重、長いまつげなど外国人の顔立ち、俺好みのいい顔だ。
現実世界で探してもなかなか見つからないほどの美人、そして一番目に入り気になるのは服の上からでもわかる豊満な胸!素晴らしい、今日のおかずは彼女にしよう、これは抜かねば無作法というもの・・・
俺の胸元に送る視線に気づいたのか、握手の手をはらい後ずさった後、ゴミを見るような目で俺を見下げている。
ハハ、冗談、冗談。
「こほん、私はエレナ・ハインツ、エレナと呼んでくれ、黒の国、ラウス王国の大貴族ハインツ家の長女、年は19だ。君たち騎士の補佐役を担う、急に呼んですまないが君たちには今この時から仕王選の騎士となって姫様を守ってもらう」
「その仕王選ってのはなんなのかな?」
横のいけ好かないイケメン男がいい笑顔で食い気味に聞く。
「その説明をするためにはまずこの国の成り立ちから知ってもらう、この国はもとは赤の国、青の国、黄の国、白の国、黒の国と呼ばれた、五つのばらばらの大国だった、30年前、危険思想の【魔王】と言われた男がその中の一国を掌握したのだがその男の作る国はとても強い国家だった。連合を組みなんとかその【魔王】を倒したのだ、しかし被害は甚大、戦争をもう起こさないためにも疲弊しきった各国は諸連合国家としてこの国、ヴォルドベルク連邦国を作り上げた。そしてその王は代々5国それぞれの王の親族から姫、王子を選出しヴォルドベルクの王にするためルール範疇で2年間競い合う。それが仕王選だ」
「それで俺らに何をしろと?」
「そしてその黒の国代表が姫様だ。黒の国王はこの仕王選に興味もなく、そして我らには力がない、仕王選のルールでは半年でリタイアが認められるそれまで何事もなく過ごそうとは努力しているが、敵はそんなことを信じるわけもなく、姫様の命を狙うものが度々表れている、ほかの陣営は【剣豪】を雇うなどして武力強化を急ぐなど、ほか陣営の者を買収するなどしている、我が陣営にも裏切りものが多数潜んでいるという噂もある、だからリタイアまでの半年間我々黒の国の姫様を守ってほしい」
おいおい、お偉いさんを暗殺とか裏切らせて殺しとか・・・俺のいた現実世界では到底ありえない行為だ。
その話で俺は改めて異世界に来たのだと肌で感じさせられた。
「その【剣豪】てのはなんだい?」
「この国に剣を使うものはいくらでもいるがその中でも卓越された剣の使い手で国からもその強さを認められた者のことをそういうのだ」
【剣豪】か・・・かっこいい渾名だな・・・
エレナの話を聞き終わると隣のイケメン男がいきなり膝を曲げ頭を下げる。
「任せてくれ!困っている人がいたら助けるそれが僕の中の信条だ」
「そうか、よかった、君は?」
「あー、もう少しこの世界を知ってから決めるわ」
イケメン男のはっきりと味方する態度に安堵したようにエレナは息を吐くも俺の言葉を聞くとまた表情は堅く戻った、気持ち俺を見るときの視線が強くなったように感じる。
セクハラ視線に適当な返事、イケメンくんと相対的に俺の評価は最悪そうだ。
「そうか・・・まずは君たちの自己紹介をしてほしい、使える魔法やスキルを教えてほしい」
「俺はヴェイン・カシミール、ヴェインって呼んでくれ、年は19だ、持っているスキルは【白磁の剣】【剣筋読破】【暗黒瞳孔】他にも剣のスキルは多くもっているよ、魔法も人並みには使える」
そのスキルを多く語るごとに聞いていた兵士達はざわめき、イケメン男ヴェインに畏怖の念を向ける。
「とんでもないスキルだぜ、あれ、習得するのに10年はかかるとか」
「こりゃ、当たりだな、とんでもなく強い人呼べたみたいだ」
兵士のざわめきを止めるようにエレナは大きく咳払いする。
「さすがだな・・・その年で【剣豪】並ののスキルの多さ、期待できそうだ、そちらの君は魔力を感じないがどんなスキルだ?」
周りの期待の目が一斉に俺に向く。
「スキル?そんなものはない」
「魔法は?」
「できない」
「剣技は?」
「やったことない」
「他の特技は?」
「強いて言うなら高速で腰を振ること、かな」
俺とエレナの質疑応答が一つ終わるごとに聞いてたもの達の期待の視線は消え、冷たい憐れみの視線に変わっていた、俺のキメ顔渾身の下ネタもその冷ややかな雰囲気に拍車をかけるだけだった。
「間違えて召喚したんだろうな」
「普通召喚できるのは1人だしおかしいと思ってたんだ」
周りの奴らは俺の心などお構いなしに言いたい放題だ。
「名前は武上伊吹、年は33、正直人と戦ったこともないし、争いも嫌いだ、正直仕王戦とやらも興味がない」
口から適当な出まかせを吐く。
弱い人間と思われていた方が何かと便利そうだと思ったからだ。
「無能な凡人か・・・」
俺に力もやる気もないと言う話を聞いたエレナは頭を抱え、ため息を吐く。
ヴェインと相対的にかなり評価は悪いだろう
俺も年下の奴らに好き放題言われて腹が立たないわけじゃない、でも別に構わない、なんで知らない奴らのために命をかけて戦わなきゃいけないんだ、そんなのこっちからも願い下げだ、適当に第二の人生、スローライフをここで過ごさせてもらうさ。
「ま、まあまあ、いきなり連れてこられていきなりってのもあれですしもう少し考えてからでも大丈夫ですよ、姉様ももう少し言葉に気をつけてくださいよ」
俺の苛立ちを感じ取ったのかエレナの隣にいた苦笑いの少年が俺たちの中を取り持つ。
「紹介おくれました、私はハインツ家エレナ・ハインツの弟、レイン・ハインツ年は17です、よろしくお願いします」
見た目は普通の真面目で汚れを知らなそうな好青年、顔には少し幼さが残っており正装が少しダボついている。
「こう言うこともある、ワシは剣客サナス、年は83、気にすることはないぞ青年、エレナはいつも言い方がきついのじゃ」
そう言うのは老けたジジイ、刀を腰に下げているが他の2人とはスタイルは違う、そして相当の老齢だ。
この歳で戦えるとは思えないが、その佇まいにはかなりの猛者の匂いを漂わせている。
俺はもう青年って年じゃないはずなんだが・・・
「紹介は終わりじゃしそろそろ姫様の元に行かぬかの?」
「・・・はい」
「待てよ、俺はやらないって言ってるだろ、なんでいきなり連れてこられてそんなことしなきゃならないんだ」
「なんだと?貴様どこまで傲慢なんだ・・・」
「傲慢?そりゃお前らだろ、それともなんだ転移された騎士様は使命感に駆られて無償でやってくれるとでも思ったか?」
ニヤニヤと笑いながらエレナをおちょくると人を殺せそうなほど強の烈な睨みが返ってくる。
「貴様・・・」
「まあまあ、とりあえずもうすこし話を聞いてからお願いしますよ」
バチバチと火花を散らす俺とエレナをまたレインが取り持ち、仲立ちする。
「ま、聞くだけな」
レインの頼みに俺は折れ、仕方なくその姫様とやらの元に行くことにした。
長い階段を登っていると、レインに後ろから小さい声で話しかけられる。
「これ着替えです、パンツだけじゃ寒いですよね」
「ああ、悪いな、しかしお前の姉貴は美人だがなかなかにふてぶてしいな、まあでかい貴族の次期当主ともなりゃ仕方ないのかもしれんが・・・」
「すいません、騎士様、姉様を許してやってください、不器用なだけで本当は優しい人なんです」
「あれでか?」
「はい、昔からなんです」
「そういうもんかね」
姉を擁護するレインの目はまるでダイヤモンドみたいに純粋で輝いていた。
上司の下で苦労する中間管理職みたいなものなのだろう、姉はともかく、お前が悪い奴じゃない奴ってのはわかるよ、レイン。
少し駄弁っていると大きく広いバルコニーに出る。
もうすでに太陽は沈み外は暗く、光はランプと月明かりだけ、その暗さはこれから起こる出来事を暗示していた。
「誰かいるようには見えないが・・・」
「わしの目にも姫は見えぬのぉ」
ドアを開けるもいるはずの姫はいなかった。
そしてエリカは俺の問いかけには反応しない。
俺が肩を掴んで返答を求めようとしたその時、エレナの手は剣の柄に触れていた。
「姫様のもとへ行く前に聞いておきたい・・・サナス先生、なぜ姫様の居場所がそんなに気になるのですか?」
カキンッッッ
剣技の一閃がエレナの首元を狙い斬りかかる。
刀と刀がぶつかり合い一瞬火花を散らす。
「いい反応速度、さすがわしの弟子じゃ」
「・・・あなたが裏切り者で残念です・・・
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます