同級生が恋人にレベルアップしました。
みかゆ
出会いはいつもの行動から
「大丈夫ですか?」
普段、声をかけない僕が声をかけたことが始まりだった。普段から、困っている人がいたら助けたりすることを良くしていた。ただ、助ける人は知り合い以外の人だけにしている。もし、そんなことをしているのが知れたら平穏な生活が送れなくなってしまうと思ってたからだ。
その声をかけた女性は、同じクラスの性別問わず先生からも人気のある有名な人だった。その人は電車を待っている時に、線路上に物を落として困っている様子だった。
「あのー、大丈夫ですので…」
「線路に、何か落としたじゃないの?」
「ど、どうして、わかるんですか!?」
「見ればすぐにわかることだし、今駅員呼んで来るから待ってて」
「はい、どうぞ」
「ありがとうございます!」
「その、お名前は…」
と何かを伝えてい感じのある感じで聞いていた
「名乗るようなもんじゃないし、困っている人を助けるのが好きだからさ」
って言い残して彩都は、電車に乗って学校に向かった。普段ならクラスで早めに着く方だが、朝の出来事により遅めに着いてしまった。
「彩都、こんな遅めの登校とは寝坊か?」
は高校からの友達で仲良くしている内の一人で名前は
「いや、寝過ごした」
と言って朝して来たことは無かったことにした。人助けをして遅くなったって言っても信じて貰えないと思ったからだ。学校での彩都の行動と生活を考えてると無理も無いだろう。少しすると、担任の佐々木先生が入って来て朝のホームルームが始まった。ホームルームは学校からの連絡とテストが近いから早め勉強をしといたほうが良いという内容だった。
「そろそろ、勉強しないとなぁ」
「そう言って、毎回毎回テスト寸前でやり始めるじゃん」
「こ、今回こそ早めにやるし!」
彩都は正直なところ勉強は出来る側よりもできない側の人間だった。その後授業を受け、昼休みになり、いつも通りに購買に行こうとした時だった。教室の入り口を見てみると、朝線路上に物を落として困っている人だった。
「村井 彩都君いますか?」
そう、自分の名前が呼ばれのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます