第201話真由美は、あふれてしまった
「やっちゃった・・・」
私、真由美は、自分の部屋に戻っても動悸がおさまらない。
そして、顔も含めて、全身が熱い。(真っ赤になっていると思う)
祐君の部屋にスマホを忘れたのは、予定通り?
(それは・・・そうかも・・とにかく、二人きりの時間を作りたかった)
(純子さんとばかり、二人きり、なんて、許せないもの)
でも、バスローブ一枚の祐君は
・・・はぁ・・・
我慢なんて、無理。
なまめかし・・・過ぎた
胸元の白い肌を見た瞬間、突進だ。(博多の女やけん・・・血が熱い)
ジュリアのことは、言い訳。
私が、祐君を抱きたかった。
祐君の肌を感じたかった。
・・・で・・・いい感じだった。
私の肌が、・・・身体の奥が美味しいって、喜んだ
蕩けて、全身の力が抜けた。
そしたら、もっと甘い感じ。
祐君が、ギュッと支えてくれた。(はぁ・・・ほんのこつ・・・いい男や)
涙がボロボロ出た。
ずっと・・・ずっと・・・こうして欲しかった。
我慢の限界だった。
理屈なんて、何もない。
私は、祐君の身体を欲しかった。
・・・だって・・・好きや・・・止まらんもん
祐君は、やさしい
いろいろ抱えている
だから、私を抱いて欲しい
私も、祐君を抱きたい・・・抱き続けたい
腕が離れんもん
胸も離さない
もう・・・頭も心も身体も、燃え盛っている
でも・・・私は、懸命に我慢した。
「ごちそうさまでした」
もっと食べたい・・・いや・・・食べられたいけれど
その後、祐君と何を話したのか、何も覚えていない。
最後は、投げキッス。
(本当は、唇を奪って、奪われて・・・抱かれたかった)
「また・・・明日」は、単なる挨拶ではない。
どんどん、祐君を攻略するよ、その予告。(イマイチ、意味が弱い?気にしない)
しかし、身体が・・・熱い。
奥から熱い。
・・・あふれている・・・
どうしたらいいの?
祐君のアホ!
こんなにして・・・
このままじゃ、おさまらん・・・
身体が祐君を欲しがって・・・涙を流しとる
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