第2話 フレーバー
こんにちは。『南南南』、危うくポンされてしまいそうな南山之寿です。のっけから訳の分からぬこの呟き。苦しいですよね。こんな感じですよ、ここは。
本日の対戦相手は、フレーバー。
食品に付与することで、食材を引き立てる。味は香りとともに五臓六腑を揺さぶり、快楽に陥れてくる。もはやフレーバー無しでは生きて行けぬ身体。ズブズブの関係。いや、大袈裟だな。
フレーバー珈琲。フレーバーティー。驚くなかれ。この南山之寿、一応嗜みます。ご存知の方は、『南山之寿は、Dr.某のフレーバーに溺れた人物』と認識、認知されていられるかと思います。
その認識、間違いではありません。フレーバーの詰まった毒々しい色味、香りの炭酸飲料、Dr.某。趣向を変えて、チェリーコーラ。ビールかと思わせる姿だが少し違うルートビア。こちらはこちらで愛してやまない、フレーバー一家。
最近、手を出したのがヘーゼルナッツフレーバー珈琲、バニラフレーバー珈琲たち。午後の休憩を、至福の時間へと誘う至高の一品。
旨い。多分、旨い。でも最近、香りが分からない。所詮は、ニワカ。ニワカフレーバーフリーク。もう、舌が麻痺してる。舌の感覚がおかしい。嗅覚は何処に消えた。そんな不安に襲われた。
なんてことはない。
詰め替えていた瓶の中身が変わっていた。普通のレギュラー珈琲に。記憶には無いが、変わっている。きっと深酒をして、脊髄反射的な動きで珈琲を飲み、空になったから補充。犯人は南山之寿。
にわかには信じられないが、ニワカフレーバーフリークの、南山之寿であればあるのかもしれない。
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