俺は右の道を進んだ。


暗い。

のどが渇いた。

腹が減った。


呪文のように、ずっとつぶやきながら歩いている。


朦朧としてきた意識の中、周りの空気が変わるのを感じた。


家だ!……家?

今までに見たことがないようなボロ家だ。スラムでももう少しマシな家に住むだろう。

食べ物の匂いはしないが、蝶番ちょうつがいで下側が開く窓は開けられており、つっかえ棒で窓が開いている状態になっている。

窓からチラと人影が見えた気がするが、ここに住むなんてなかなかの強者つわものに違いない。


A.誰かが住んでいるなんて考えられない。住んでいたとしてもご飯を恵んでくれそうにもない。俺はこの家を無視して先に進んだ。

https://kakuyomu.jp/works/16817139556996976710/episodes/16817139557000319231

B.ひょっとして魔女が住んでいるかも。一縷いちるの望みをかけてボロ家に近づいた。

https://kakuyomu.jp/works/16817139556996976710/episodes/16817139557000512668

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