メモ帳

べっ紅飴

高級そうな部屋の描写

あくまで自分で見るようだから見やすい文章ということは意識しない


題の通り、高級そうな部屋の描写をどうすればいいのか。それについて今悩んでいるところだ。

中に入るとそこは高級そうな部屋だった。

これだとあまりにもチープな表現だろう。

しかしながら、どんな部屋であるのかを描写するとき、一人称視点であるのなら、その主観となる人物に合わせたものにしなくてはならない。

極端な話だが、例えば主人公が貧相な格好をしたホームレスの老人だったとして、何か高級そうな部屋に泥棒をするというような理由で侵入したとしよう。そんな老人がどんなふうに高級そうなのかを高級という言葉を使わずに表現できるだろうか。

もともとそういう上流階級の出身だったという場合を除いて、格式高い部屋であるというようなことを表現することは難しいだろう。

といったように、先ずはどのような人物の視点で高級そうな部屋を描写するのかということに注目しなくてはならない。

今回想定しているのは、高校生くらいの年齢で、中流くらいの家庭出身の男子だ。

年に1回以上旅行するか、あるいはしないかといったくらいで、高級なホテルには馴染みがなく、海外旅行の経験はなし。映画は偶に見るくらいで、どちらかといえば小説を読む頻度のほうが多い。勉強の成績は中くらい。

イメージする人物像はだいたいこんなところとしてどんな描写が相応しいのか考える。


まず考えなくてはならないのは、部屋を見見てどう感じるかということだが、それを論じる前提として、どのような部屋であるのかを考えなくてはならない。考えなくてはならないのだが、これが一番の悩みどころだ。

そもそもの話、知っていることと知らないことを書くのであれば圧倒的に知っていることを書くことのほうが簡単だ。何かを想定する際には前庭となる知識、情報が必要になる。文章で世界のあらゆる全てを構築しなければならないのだから、それが欠けてしまえば不恰好な小説になってしまう。

ファンタジー小説ならいざ知らず、私達が生きている現実を舞台とした小説ならば、その現実ではどうなのかということをしっかりと書かなくてはならない。


心構えばかり書いてもきりがないからとりあえずどうしたいのかをとりとめなくあげていきたい。


自分自身高級そうな部屋というものに馴染みがないが、高級であるかどうかを抜きにしても部屋というのにも色々ある。高級が定まらないならいっそそれ以外から決めるというのも一つの方法だろう。


私にとって部屋というのは大きく分けて2つ、和室か洋室かだ。和室なら畳。洋室ならフローリング、カーペット。

和室にするなら和室にあった家具が良いだろうし、色合いも小豆色だったり、あまり主張はしないものがいい。


一口に高級そうと言っても、豪華な装飾が施された家具がたくさんあるというのは下品だと思う。

コーディネートは重要だ。


広さも決めないとならないだろうけど、しかし広いと言われてもどこまで広いのか分からない。広いなら広いで、広いという言葉を使わずに広いんだろうなという印象を与えるように努めないとだめだ。



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