カップラーメン
仲仁へび(旧:離久)
第1話
どんなに身の回りが、便利になっても人間の中身はそれほどかわらないから。
たまに、こういう台無しが起きるんだよな。
ラーメンが食べたくなった。
夜中にむしょうにラーメンが食べたくなった。
むくりと起き上がった私は、のそのそとした動きで台所へ。
とんこつのレトルトラーメンを見つけて、お湯を沸かす事にした。
ああ、偉大なるカップラーメン。
最初にこれを発明した人に、拍手を送りたい。
短時間で簡単、手軽に食べ物が食べられるなんて、昔の人から見たら夢のようだろうな。
けれど、お湯を入れた後、こぼさないように注意しないと。
カップ麺は、ものによっては片手で持つことができるくらいのサイズがある。
ミニカップ麺などもあるから、そういうのは超危険。ちょっと手やひじが当たった時に、倒れてしまうことがある。
あっ、胡椒とってこよ。
なんて思って急に立ち上がるのは、よくあるダメなパターンだ。
ばしゃーん!
ぎゃあああああ!
こんなことになって、掃除の手間が増えて、食事の時間がおそくなる。
物の便利さが上がっても人間のうっかりがなくならないかぎりは、効率的にスマートな時間がずっと続くことはないのだ。
はぁ、服びちょびちょ。
洗濯機まわさないとな。
カップラーメン 仲仁へび(旧:離久) @howaito3032
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます