第30話
数日後、奴から連絡がきた。
話し合いはいつ行うのかと。
面倒だから先延ばししてきたけど、
話し合いを行うまで執拗に迫ってきそ
うだからこの辺りで一度話しておく
か。
それに両親と話をして、安心感を得ら
れた。
両親はいつだって年齢がいくつになっ
ても私の味方だ。
そうしている間に、奴との話し合いの
日になった。
家に入ってきた奴を見て、私は震え
た。
何故なら、腸が煮えくり返ったような
表情をしていたからだ。
「これはまずい。」
私は焦りだした。
「離婚してやった方がよいかもしれない。」
と思いながら、話し合いの席に着い
た。
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