第26話

奴が家を出て数ヶ月が経つ。


全く来ない。


羽をのばしているに違いない。


あとは仕事が忙しいのだろうけど、来なさすぎる。


奴がいなくて楽な反面、子供には会わなくて良いのか。


全く、父親としての自覚がなさすぎる!!


私は苛立ちを募らせた。


でもまあいいか。


離婚届も公正証書もこの世には存在しない。

そして奴は離婚したと安心しきっているから当分バレないだろう。


しかし、奴が家を出てからは生活費が足りなくなる。

まずは奴の生活費を極限まで減らしてやろう。

そうすれば音を上げて帰ってくるだろう。


そして私は仕方なくパートに出てやるか。


自分の小遣いが減るのは嫌だからね。


早速求人をネットで探す。


家から近い、高時給、週2位で短時間勤務、、


なんと、すぐにヒットした!!


条件いいしすぐに応募した。







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