おお!同志!
@ss9
第1話 電車に揺られる男たち!
私は、某都新◯区で社畜サラリー〇〇をしている、苺谷(いちごたに)社畜という。
まさに、社畜をするために生まれてきたような名前となっております。
そんな私は、自分と共通した動きをした人のことを思わず「おお、同志!」と呼んでしまう癖があります。
この物語は、そんな私が日常の中で感じる「おお!同志!」と感じた行動を書いていきます。
改めまして。苺谷社畜と申します。これは、私が通勤電車の中で思わずしてしまった恥ずかしい行動です。
私は、音楽がとても好きです。なので、街の中や電車の中でお気に入りの曲が流れると「ふんふふん、ふーーん🎶」と口に出してリズムをとってしまう癖があります。というか、歌ってしまう時もあります。
その日もいつものように電車に揺られて会社へと向かっていました。連日の猛勤務により、電車の中などでは寝てしまうことがあります。
ですが、電車の中で私が気に入っている「電車に揺られる男達」という曲が流れました。
私は、この曲のサビ部分の「電車に揺られる男たち~人生も電車のようにガッタンゴットン~♪」が流れると自然と口ずさんでしまう癖があります。
普段は意識して気をつけていたのですが、その時は半分寝ていて意識しておらず、家で家事をしながら歌う時のように「ふんふんふーーん♪がったん!ゴットン!」と大きな声で歌ってしまいました。
突然の大声に驚いた民衆は、こぞって私を見つめます。
私も状況が掴めずに「ポカン」としていると、民衆の視線は私の向かいの席に座る男性にも向いていました。
その男性も状況が掴めていないのか、「ポカン」とした顔をしていました。
その男性と見つめあった私はよくわからなかったんですが、やらかしたのが1人ではないことに安心して、「おお!同志!」と勝手に仲間認定しました。
その後、しばらくして、その男性と私は電車が止まった瞬間にダッシュでプラットホームの彼方へと消えました。
と、こんな感じのお話です。
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