俺は守られている……のか?

@ss9

第1話 出ない……どうしたらいい?……めっちゃ!出た!

 俺は、大学生をしているものだ。仮名で某市大学生Aと呼んでくれ。(長いからAと呼んでくれ)


 そんな俺は、動画配信アプリ「ちょっと見ていかない?」と言う現実で言うYouTubeのような人気配信アプリをよく閲覧する。


 もっぱら、彼女ができたことがない俺は、スピリチュアル系のチャンネルで運命の相手とはいつ出会うのか?と言う企画ものを見て、「よっしゃ!後3ヶ月で出会う!」とか楽しみながら見ている。


 そんな俺は、いつものように運命の相手と出会う時期を占うものを見ていたのだが、その動画内で「1人に必ず守護霊は1人はついています。なので、なんでも相談してみるのも一つの手ではないでしょうか?」とチャンネル主が紹介していた。


 単純な俺は、早速最近の悩みを相談してみることにした。


 「守護霊さん!いつも守ってくれてありがとうございます!俺の悩みを聞いてください!」と、とりあえず大きな声で喋りかけてみる。


 当たり前だが、聖徳太子や小野妹子さんのような特殊能力のない俺には、守護霊が何を言っているのかよくわからないし、存在自体認識できない。


 「こんな事を大きな声で言うのは恥ずかしいのですが……最近……う○こが1日に3回しか出ないのですが、どうすれば前のように1日に8回出るようになりますかぁ!」


 すると、コーヒー牛乳!と頭の中にイメージが流れてきた。


 いきなり突然「コーヒー牛乳!」と怒ったようなイメージが頭に流れてきた俺は、「あ、ありがとうございます!すぐにカフェに行って飲んできます!」と家を飛び出す。


 その後、近所のカフェに行ってカフェオレを5杯ほど飲んで帰ってきました。


 帰ってきて、洗濯物を取り込んだりと家事で体を動かしましたが、トイレに駆け込むようなことはなく、お風呂に入って布団に駆け込みました。


 お風呂を2分で出て、服を着て布団に直行します。


 眠る前はいつものように「ちょっと見てかない?」を視聴します。


 気づいたら寝落ちしてる感じですね。でもその日は、一向に眠れませんでした。


 「おかしいな?いつもなら寝落ちしてる時間だ……」と不思議に思っていると、いきなり「ギューニュうぅぅぅ……」とお腹が鳴って、猛烈な痛みが俺を襲います。


 「うぉーー」


 猛烈な痛みに俺は、飛び跳ねるように立ち上がり、トイレに向かう……のだが、動き出したら、急に俺のミサイルが暴発寸前の危機に陥る。


 「フォォォーー」


 とりあえず某ハード芸人のようなポーズをとる。


 なんとなくやってみたが、とてもお尻が引き締まって暴発を防いでくれる。


 (あ、最近お尻周りのお肉が気になってきていたから、エクササイズにいいかも)


 「セイセイセェェェイ\٩(๑`^´๑)۶//」


 必死に「ふぉぉーー」のポーズでトイレに向かう。


 「セイ!」


 トイレの扉を開いて、「せええい!」とズボンを下ろして、「せい」と便座を開けて腰掛ける。


 「ぬぉぉぉぉ」


 20分後……


 天にも登る心地よさで布団に行き、眠りにつきました。なお、カフェインのせいで、眠ったり、起きたりを繰り返した……決して、ハード芸のせいではない!


 つづく……

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