第33話大賢者と情報収集

大賢者と情報収集


姉貴の部屋を物色すると、そこにはPCらしき機械があった。

ノートパソコンというらしい。

確かにノートの様に薄い機械だ。

ここは俺が死んでから十数年先の未来だ。

当然情報を更新しなくちゃあならない。

さあて情報収集を始めるかな。


PCのモニターには見慣れないアイコンがいくつもある。

俺はその中でeマークの唯一見知ったアイコンをクリックした。

インターネ〇トエクスプローラーと言う奴だな。

俺はそのブラウザを立ち上げるとインターネットを始めた。

確かダイヤルアップ回線を使用していて時間ごとに料金が加算されていった筈。

安月給であろう姉貴にそんな迷惑は掛けられない。

俺は必要な情報だけを検索する事にした。


しかし今はどこを見ても広告だらけ。

間違ってダイヤルQ2になんて飛ばされたら大変な事になる。

法外な料金を請求されるからな。

妙なアダルトサイトを開かない様に気を付けなくては…


俺は某匿名巨大掲示板を開いた。

まだやってたんだな、サイト名変わってるけど…

俺はめぼしいキーワードを入れ情報収集を始めた。


まず驚いたのがネットが定額制のつなぎ放題である事。

時間を気にせずインターネットが出来る訳だ。

更にこの世界で手っ取り早く収入を得るには打ってつけの職業、

【Y〇uTuber】なる物があるらしい。

ただ口座やら何やら必要だから姉貴のを使わして貰おう。

ネットが使い放題だと知った俺は通信料金を気にせずバンバンネットサーフィンをしていた。


そんなこんなで俺がネットサーフィンをしていると姉貴が帰って来た。

どうやら今回は酔ってないシラフの状態の様である。

俺は姉貴が酒を飲む前にY〇uTuberの件について相談した。

ただで金が手に入るならと姉貴は快く承諾。

現代の物資を手に入れるまで俺達の現代生活は続く。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る