電波の届かない山奥の宿にいる小説家とコンテストの受賞者の作品のタイトルを記録していなかった市長
表彰式までに賞状を書き上げるためには唯一の連絡手段である電話ごしにタイトルを伝えるしかない!
しかし小説のタイトルがキリル文字だったり、公の場にお出しできないようなものだったりで時間がかかりとても手間がかかります。
その中でとある作品のタイトルがとても長く、市長はタイトルが長すぎる!と文句を言う。
しかし、この作品は電話ごしの小説家と市長の会話がコントのようでつい「そうはならんやろ!」とツッコミを入れたくなり、小説家と市長の機転やそれが引き起こした結果は読者の想像を大きく超えていきます。
短くまとめられたついクスッと笑ってしまう良い作品です。
2023年11月6日
安藤 栞