第8話 冒険者
ようやく王都に入れた。まず、冒険者ギルドにいこっと。
「ニーナ冒険者ギルドにいくぞ」
「ようやく冒険者デビューできるんだね!楽しみだよ。一緒にパーティー組もうね?」
ニーナは話しながら俺の腕を掴んできた。
や、やめてくれ。二つの柔らかいものが当たってるから!
「わかってるよ!ずっと一緒だから離れてくれ!恥ずかしいだろ///」
ニーナも顔を赤くするなら腕を組むなよ、まったく可愛いんだから。もう少し感触を……って何を考えているんだ!
冒険者ギルドについた。
ギィー
扉を開け、中に入ると騒がしい。
でも、女の人もいるみたいだ。
人混みの中を進み受付の所まで歩いていくとニーナが冒険者に絡まれた。
「おい!嬢ちゃん俺たちとパーティー組まないか?そんなガキと組むよりよっぽど楽しいぜ!ガハハ」
「やめて下さい!それにゴーシュは強いんです!あなた達のような人には負けません!」
「おぅおぅ!言うね〜だったらガキと勝負して俺が勝ったら嬢ちゃんは俺のものだからな!」
ブチッ
このゲス野郎を言葉で俺はキレた。
「誰がものだって?…ニーナのことか?」
「ガハハ!このガキ、キレてるぜ!調子になってんな〜!っおりゃ!」
がたいのいい冒険者が、その太い右腕で殴りかかってきた。
ん?遅くないか?
ひょいっ、簡単に避けられるんだが。
俺が避けたため殴りかかってきた勢いで奥のテーブルに突っ込んでいった。
「こ、このガキ!」
「大丈夫ですか?も〜用が済んだなら俺は行きますね」
「このガキィ〜〜!」
冒険者が剣を抜き襲いかかってきた。
「プチボルト」
バリッ
冒険者に当たって痺れている
「あばばっ!」
よかった、生きてるみたいだ。
今度は魔法の調整がうまくできてたな。
「「「あ、あのガキは何者だ」」」
なんか周りがまて騒ぎ出したな〜
ほっとけばいいか。
そのまま受け付けまで歩いていく。
「あの〜すいません。俺たち2人の冒険者登録をして欲しいのですがいいですか?」
「……あ、はい!どうぞ。この板にまずお名前の記入をお願いしますその後、板に血を一滴たらしてください。」
なんか黒い板がでてきた。それに名前を書き血を一滴たらすと板が光り出した!
光がおさまると板の上に小さな板みたいのが置いてあった。
「こちらがギルドカードになります。身分証としてもお使いになれますので無くさないようにお願いします。カードを無くしますと無くしたカードの登録削除、新しいカードの登録として金貨1枚かかります。注意してくださいね」
「はい。わかりました、ありがとうございます」
ニーナも登録が終わった
「他に、ギルドランクなどの説明はどうしますか?」
「それもお願いします」
「かしこまりました。あなた達は登録したてですので1番下のGランクになります。ランクは依頼を規定回数を達成するとあがります。高ランクになるには試験とギルドの推薦が必要になります。最高ランクはSランクになります。
「わかりました、ありがとうございました」
話を聞き終わったのでそのまま依頼でも受けることにした。宿も探さないとな〜受付の人に聞けばわかるかな?
「すいません。このまま依頼を受けたいのですが何かちょうどいいのはありませんか?それと宿も探してるのですが教えてもらっていいですが?」
「そ〜ですね、、、常時依頼中のゴブリンや薬草採取などがおすすめです。宿でしたらギルドを出て左に3つ隣にあります、ナイフとフォークが交差している看板がかかっていますのでわかりやすいと思いますよ」
「ありがとうございました。早速ですがゴブリンの討伐に行きたいと思います」
「気をつけていってきてくださいね」
「ニーナ行こっか。まず、宿で部屋を取ってから仮身分証を返しにいくよ」
「わかった。宿ってどんな感じなんだろうね?きれいだといいな〜」
ギルドを出て宿についた、中に入ると元気な女の子ご対応してくれた。
「お食事ですか?宿泊ですか?」
「宿泊です、1週間お願いします。いくらになりますか?」
「1人部屋が1泊銀貨3枚、2人部屋が銀貨5枚です。2人部屋でよろしいですか?」
「ま、待ってください!1人部屋を2つですよ」
「ね〜ゴーシュ、なんで1人部屋なの?お金の無駄じゃん。私は2人部屋でいいんだけど」
俺があたふたしていると宿の女の子が対応しだして
「わかりました!では、2人部屋を1週間でとらせていただきます。銀貨35枚になりますね」
しょうがない
俺は銀貨を女の子に渡して部屋の鍵を受け取り1度部屋へと向かう。
「ニーナ、あんまり無理言うなよ。俺達は男女なんだぞ、いやじゃないのか?」
「私はゴーシュが好きだから平気だよ!えへへ」
また、俺の腕にしがみついてきて!その上目使いと柔らかいものは卑怯だろ‼︎
ったく、可愛いんだから〜、、、許しちゃおっと♪
俺ってニーナに甘くないか?
「わかったよ、でもちゃんと言うこと聞いてくれよ?」
「は〜〜い」
部屋についた。
うん、きれいじゃないか!これなら大丈夫そうだな。
「ゴーシュ、この部屋きれいでよかったね」
「うん。部屋の確認もできたし仮身分証返しながらゴブリンの討伐に行こっか」
「そうだね。私はこのままでもいけるから大丈夫だよ。依頼中はちゃんと守ってね?」
「当たり前だろ。それじゃ行こっか」
早に鍵をかけ、王都の外へと向かう。
門のところで仮身分証を返し、森へと歩って行く
森へ入り少ししたところでゴブリンを2匹見つけた
「ニーナ攻撃魔法はつかえるか?」
「水魔法だから攻撃は得意じゃないけどウォーターボールを当てるぐらいなら出来るよ」
「そっか、、それじゃその魔法を2匹のゴブリンに撃ち込んでくれ。その後、俺が剣で斬りかかる」
「わかった。水魔法を撃ち込んだら回復魔法でサポートするから安心して」
「よしいくぞ。3、、2、、1撃て!」
「ウォーターボール!」
魔法の発動と同時に俺は剣を構えて、ゴブリンへと走る。
ウォーターボールをくらい体勢を崩したゴブリンめがけ剣をおもいっきり斬りかった。
剣での傷が思ったより深かったのか斬られたゴブリンはそのまま動かなくなり死んだ
「よし!後1匹!、、、はぁ!」
もう1匹のゴブリンは最初に斬られたゴブリンが死んだことで少し動揺でもしていたのだろう、一瞬隙ができたのでその瞬間に俺は首元を狙って斬りかかった。
ブシュ!
「ふぅ〜、こっちのゴブリンも一撃だったな」
「ゴーシュ〜、2匹とも一撃じゃない!すごいよ!」
「ありがとう。それよりもニーナの水魔法もうまくコントロールできてたじゃないか。すごいぞ!」
俺はニーナを褒めながら頭を撫でた。
しっかり成長してるんだな、よかった。
「この調子であと、3匹ぐらい討伐するぞ。ニーナはまだ魔法うてそうか?」
「あと、今の魔法だったら5回は使えるよ。でも、回復も入れるとしたら3回かな」
「了解。じゃ〜3匹にしようか」
そういえば、探知系スキルってなかったかな?
、、、あった。『危険察知』『千里眼』『魔力察知』っかとりあえず『危険察知』が5ポイント、『千里眼』が10ポイントだから両方とも取得しとくか。
90→75ポイント
ステータス表示
ーーーーー
名前 ゴーシュ
年齢 12
種族 ヒューマン
性別 男
レベル 4/10
スキルポイント 75
パッシブスキル
ステータス(L vー)獲得経験値増加(L vー)
獲得スキルポイント増加(L vー)
進化先選択(L vー)成長率増加(L vー)
苦痛耐性(L v 7)魔力操作(L v 8)
魔力回復力増加(L v 7)魔力量増加(Lv 6)体力増加(L v 5)
戦闘スキル
初級雷魔法(L v 7)初級闇魔法(L v 5)
剣術(L v1)
非戦闘スキル
危険察知(L v1)千里眼(L v1)
鑑定眼(L v 2)
ーーーーー
っあ、剣術増えてるこれで最初よりかは動きやすくなるかな。
ニーナのレベルも上がってるかな?
鑑定
ーーーーー
名前 ニーナ
年齢 12
種族 ヒューマン
性別 女
レベル 1
ーーーーー
おぉ!名前以外にも見えるようになってる。
レベルも上がってるようだし成果はあったようだな。
「よし、次行くか!」
「うん!」
この後、千里眼でゴブリン3を見つけ先ほどと同じ手順で戦った。
ただ、3匹いたこともあり2匹目を攻撃していた際に3匹目から攻撃をくらいそうになった、危険察知のおかげで間一髪のところでよけることごでき、そのまま3匹目も斬り倒した。
危険察知を取得しといてよかった〜
最後は少し危なかったな、これで終わりにして帰るとするかな
「ゴーシュ!大丈夫⁉︎斬られたかと思ったけど怪我は?回復魔法使う?」
「大丈夫だよ、ちゃんと避けてるし怪我してないよ」
「よかった〜」
心配させてごめんな、ニーナが心配しなくてもいいぐらい強くなるから安心してくれ
そんなことを心の中で誓いながら王都えと帰る
王都に着くとそのままの足で冒険者ギルドに向かい、依頼の達成処理をしてもらうことにし
「ゴーシュさん達お帰りなさい」
「ゴブリンの討伐をしたので換金お願いします」
「はい、かしこまりました。少しお待ち下さい」
少し待っていると
「ゴーシュさんお待たせしました。こちらが討伐報酬になります」
銀貨2枚と銅貨5枚を受け取り宿へと戻ることにした。
銅貨10枚で銀貨1枚だからゴブリン1匹銅貨5枚か。少し安い気もするが今のランクでは妥当なのかな、、、
当面は、レベル上げとランク上げだな、ランクが上がれば魔王討伐隊に呼ばれるかもしれない
「ありがとうございます。では、また」
受付の人に挨拶を済ませ宿へと帰ろうとすると、ニーナがまた、腕に抱きついてきた
「ゴーシュ、はじめてお金稼いだね!嬉しくなっちゃった!これからも頑張ろうね」
ニーナの笑顔を守るためにも魔王を倒す!
「宿に戻ってご飯でも食べるか?」
「そうだね、私は日用品足りてるから買うものとかないよ」
「了解。初、仕事ってかことで少し豪華に食べるか!」
宿に着き注文をとる。2人じゃたべきれないんじゃないかってぐらい頼んでしまいすこし後悔したが、ニーナも笑っていたし俺も楽しかったからよしとしよう。
ご飯も食べ終わり自分達の部屋へ戻ると2人ともゴブリンとの戦闘のせいかすぐに眠ってしまった。
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