第21話 松林林業
KP それでは、朝になります
KP あなた達は、いつも通り支度をして指令室へと向かいますね。指令室に行け
ば、すでにアカネもいるでしょう
穂村 「やあ、おはよう。良く寝られたか?」
遠縁 「おはようございます。…夢見が悪かったですね」
穂村 「そうか、それは災難だったな。だがまあ、仕事は仕事だ。頑張ってくれ」
遠縁 「はい」
穂村 「さて、今日の任務を伝える。君達には”松林林業”というオフィスビルに向か
ってもらう。どうやら、怪しい男が出入りしているという噂があってな。それ
に社員とも約一年前から連絡が取れなくなっている」
遠縁 「なるほど とっても怪しいですね」
穂村 「ああ、もちろん宇宙人がいればその場で排除して来い。それでは、健闘を祈
る」
遠縁 「了解」
KP それでは、あなた達は向かいます。何かすることとかありますか?なければ
進めます
遠縁 とくにないかな
遠縁 「よし 気張っていこう!」
杉谷 「…うん、そうだね……」
皇 「頑張るぞー」
KP それでは、向かいます。
KP ビル街の端の方にあるオフィスビルだ。入ろうとすれば入り口には鍵が掛か
っており、中も薄暗い。目星、追跡が振れます
《皇 CCB<=70 【目星】 (1D100<=70) > 54 > 成功》
《遠縁 CCB<=40 【目星】 (1D100<=40) > 19 > 成功》
《杉谷 CCB<=70 【目星】(1D100<=70) > 60 > 成功》
KP では、地面に足跡を見つける。どうやら建物の裏まで続いているようだ
杉谷 「ふむ…足跡があるね…もしかしたらちょっと前にできたものかもしれない。
注意していこう」
遠縁 「ですね 警戒していきましよう」
アカネ「はい、今日もよろしくお願いします」
遠縁 「こちらこそよろしくね アカネくん」
KP それでは、辿っていけばビル裏の壁に辿り着く。だが、触ればスライムのよ
うな感覚だ。どういう仕組みかはわからないが、ここからなら中に入れるかも
しれない
皇 「…どうする?入る?」
遠縁 「入るしかないかな」
杉谷 「そうだね。また宇宙人がいるかもだから警戒はしておこう」
KP では、入りますか?
遠縁 とびこみます
皇 入ります
杉谷 慎重に入ります
KP では、気持ちの悪い感覚ですが中に侵入できる。建物の中に入れば、薄暗く
埃っぽいオフィスだ。また、妙な気疲れを味わう。MP-1
[ 皇 ] MP : 17 → 16
[ 遠縁 ] MP : 14 → 13
[ 杉谷 ] MP : 13 → 12
遠縁 「うへぇ。普通の扉つかわないのかこれ」
杉谷 「なんか一瞬意識がクラっとした気がするよ…」
遠縁 「てか埃がすごいですね。何日も使ってなさそう」
KP 中に入れば、デスク、書類棚が見つかる。また壁にはポスターが貼ってあ
り、部屋の奥には階段が見えるだろう
杉谷 「とりあえず、何か手掛かりがないか手分けして調べようか」
皇 「そだね、私デスク調べようかな」
遠縁 「ですね。自分はあのポスターみましょうか」
KP デスクには、様々な書類が転がっている。調べるなら目星
《皇 CCB<=70 【目星】 (1D100<=70) > 85 > 失敗》
《杉谷 CCB<=70 【目星】(1D100<=70) > 14 > スペシャル》
KP ポスターを見れば「”力こそパワー、森こそフォレスト、明るい笑顔の松
林”」と少し頭の悪い分が書かれている。また、社長らしき男性の写真もある
だろう
杉谷 ここの社長小泉進〇郎か?
KP アルカナ : では、デスクの上から一枚の書類が見つかる。概ねこのような内容だ
「デスクの上の資料」
遥か彼方の惑星、ユゴスより特殊な装甲を持つミ=ゴという生物との交信に成功。彼らの持つバイオ装甲は耐熱、耐雷、対殴に非常に強い防御面を持ち、加工さえできれば我々の強い味方となるだろう。また彼らの目的は大いなる神の復活と我々のやりたいことにほぼ一致している。なれば手を取り共に戦うと伝えると彼らも快諾してくれた。この地に無数のコロニーを張り支援をしてくれるらしい。
杉谷 「ミ=ゴ…キャンプ地に出たやつか……ここはあの宇宙人とかかわりがあった
確かな証拠だ…大いなる神とはいったい…」
杉谷 「これだけじゃわからない…ほかは何か見つかっただろうか…」
遠縁 書類棚をみてみよう
KP 様々な書類がファイリングされている。いたって普通の棚だ。調べるなら図
書館
《遠縁 CCB<=76 【図書館】 (1D100<=76) > 17 > 成功》
遠縁 「これは?」
KP ドイツ語の本が見つかる。黒い表紙の大きい本だ
遠縁 「・・ドイツ語?」
遠縁 「皆さん、なんか見つけたよ」
皇 「何見つけたの?」
遠縁 「ドイツ・・語の本?ですかね」
杉谷 「ドイツ語か…誰かドイツ語は読めるかい?」
皇 「英語も出来ないのにドイツ語できるわけ無いじゃん…」
遠縁 「英語ですかね 自分も」
KP では、中をぺらぺらとめくっていると一部付箋が張ってあることに気づきま
す。どうやら一部のみ翻訳されている。読みますか?
皇 読みます
遠縁 自分はやめておこう
杉谷 やめておきます
KP わかりました
皇 「あ、ここ翻訳されてある〜」
KP では皇さんのみ読みます
・黒い仔山羊の召喚
新月の夜、戸外の森の中で1.4m以上の獣を専用のナイフを使って生贄として捧げ、次のように呪文を唱える。(呪文の部分は訳されておらず読めない。)
また1度に複数匹の召喚を行う場合は大量の魔力を消費するため、複数人で行うと成功率が上昇する。
・儀式用のナイフの作成
純金属でできたナイフを用意し、そのナイフで以下の図面を描く。その図面の上で1m以上の獣を1匹以上生贄として捧げる。その後生贄から流れ出た血で図面を上からなぞれば儀式用のナイフが完成する。
KP このような内容を読んだ皇さんは正気度喪失0/1d6です
皇 「黒い仔山羊…?」
《皇 CCB<=75 【SAN値チェック】 (1D100<=75) > 50 > 成功》
遠縁 「大丈夫ですか?」
皇 「うん、全然大丈夫。なんか儀式についての本みたい」
遠縁 「なるほど またやばいやつが相手になりそうですかね?」
皇 「黒い仔山羊の召喚だって」
遠縁 「なんかヤバそうな名前ですね」
杉谷 「こっちも資料からここはミ=ゴと関連性があることがわかった、彼らのテク
ノロジーがあればもしかしたら本当に召喚されるかもしれない」
遠縁 「なるほど・・これ心と身体保ちますかねかつか…」
皇 「なんとかするしかないよ」
遠縁 「そういえば、アカネくん」
アカネ「はい」
遠縁 「刀以外なにか武装あるかい?」
アカネ「はい。この機体には2種の装備が存在します」
KP 彼女がそう言うと右手を突き出す。するとその右手がガシャンと変形しガト
リング砲に変形しますね
皇 「え、すご」
杉谷 「…(驚愕)」
遠縁 「使える?」
アカネ「はい。撃ちますか?」
遠縁 「いや撃たなくていいよ!戻して戻して」
アカネ「わかりました。武装を解除します」
KP では元に戻っていきますね
遠縁 「・・・ごめんね あの時にもうちょっと早くついてれば」
アカネ「…?私は大丈夫です。ありがとうございます」
遠縁 「ごめんね マキナくん」とボソリといっておこう
アカネ「…その名前を、呼ばれた記憶があります。どうしてでしょうか」
遠縁 「・・それは・・・どっちで呼ばれたい?」
アカネ「私はどちらでも構いません」
遠縁 「・・なら 自分はマキナくんって呼ぼう 改めてよろしくね マキナくん」
アカネ「……、はい。よろしくお願いします」
KP 残り探索箇所は階段ですね
皇 調べます
KP どうやら二階建てのビルだが、地下にも階段は続いている。二階、もしくは
地下を調べられます
遠縁 「上からしらべない?上に誰かいてもやばいし」
皇 「そうだね、2階から調べよ」
杉谷 「では、そうしましょうか」
KP では二階へと上がります
KP 同じく薄暗い部屋だが、どうやら休憩室のようだ。机の上にはPCが置かれ、
床にはカラーボックス※本などを入れる箱 が置かれている
遠縁 「杉谷講師。あそこにPCがありますね」
杉谷 「そうだね…僕があのパソコンを調べよう」
遠縁 「自分あのカラーボックスみてきます」
皇 「私もカラーボックス調べよ〜」
KP では、PCを見ればその近くに書類が一枚落ちている。どうやら日報のようだ
このような内容です
「2020年5月17日 業務日報」
10時~ 朝礼 いつも通り
10時半~ 森の見回り 最近は枯れ枝がよく目立つ。栄養剤を検討したほうがいいだろう。地盤の悪い箇所も多々見受けられる、ここで激しい作業をしたらぬかるんで転びそうだ。
12時~ 昼食 コンビニ弁当
13時~ 社内ミーティング 例の会議だが、最近は専らエバーグリーン計画についてだ。確かに森の繁栄は、地球の緑地化に繋がる。近年は世界中で都市計画も多く、砂漠化も例年よりスピードが速いのは事実だ。だが、人の力で解決できる方法もあっただろうに。その限度を超えてしまったのであれば仕方がないのか…?
15時~ ミーティング資料作成 いつも通り
19時 終礼 毎度思うがあのダサいキャッチコピーを言う必要はあるのか?
KP 目星をどうぞ
《杉谷 CCB<=70 【目星】(1D100<=70) > 24 > 成功》
KP では、日報の端にM43C177と書かれている。また、PCを調べるなら、ロッ
クが掛かっています
杉谷 「これはいったい…」
KP そして、カラーボックス。見れば、複数の本が並んでいる。自己啓発や自然
に関するものが多い。さらに調べる場合は図書館どうぞ
《皇 CCB<=70 【図書館】 (1D100<=70) > 39 > 成功》
KP ではこのような三流記事が出てくる
「激録!焔の民!」
一昔前から樹海や森林地域にて実在したという呪術を生業とするこの一族は、遥か昔日本にやってきた宇宙人を怪しげな術で追い払ったという。「分狂い、否無狂う」と言葉を紡いで、人体発火を行ったと言われているが、実態は明らかではない。どこかのテレビ局ではカメラマンが人体発火の被害に遭ったという話が出ている。そんな焔の民だが、忽然と姿を消した。集落が壊滅状態で残されていたことからもしかしたら何者かに襲われたのかもしれない。そもそも彼らこそが宇宙人で、地球の侵略に飽きたという説もない話ではない。今は亡き部族だが、まだ日本に残っているかもしれない。
一緒に載っている写真には怪しげなローブを被った人々が両手を掲げて、何かをしている様子が隠し撮りで撮られている。顔の部分はぼやけていてよくわからない。
遠縁 「なにがありました?」
遠縁 「後輩くんも」
皇 「記事が出てきた」
遠縁 「どんなの?」
皇 「こんなの」
彼女は先ほど見つけた記事を全員に見せた
遠縁 「・・・これ?いや、まさか…」
彼は記事を見て頭を振っている。どうやら何かしら思い当たる節があるようだ。
杉谷 「こっちはこの職場で働いていた人の日記が出てきたね。パソコンはこれから
調べたいんだが、どうやらロックがかけられているね」
遠縁 「解除できそうです?」
杉谷 「ちょっとまってね」
杉谷 とりあえず「M43C177」とうちます
KP では開きますね
遠縁 「ひらきましたね」
KP 中を見れば、仕事とは関係なさそうな「オカルト研究日記」と書かれたブロ
グがある。図書館、オカルト、歴史、それぞれ別の情報が出ます
杉谷 図書館で
《杉谷 CCB<=70 【図書館】(1D100<=70) > 13 > スペシャル》
KP では以下の情報が出ます
「ドイツのとある村に残された黒い仔山羊の伝承」
豊穣の女神を祀っている眷属の一部らしい、他にも虫型の飛来生物や魔女たちのカルト集団がこの女神を信仰しているようだ。今回は黒い仔山羊と呼ばれるものについて。
ホウホウという奇怪な嘶きが人々の正気を吸い上げるとの記述がある。これはある種の催眠の一種なのかもしれない。信者を増やし、女神の福音を世に広めているのであろう。体から分泌される粘液が木々を成長させる栄養剤となるほか、雷や火炎放射を受けてもびくともしないという記述もある。大きな足での踏みつけや触手を活かした攻撃で、害成すものを倒していたようだ。そしてこの黒山羊について科学で解明されるようなことは今日現在までは起こっていない。だがオカルト的事象とはまったくもってそれでいいのだ。
KP その他調べる方はいますか?
皇 歴史を
《皇 CCB<=20 【歴史】 (1D100<=20) > 95 > 失敗》
《遠縁 CCB<=20 【歴史】 (1D100<=20) > 25 > 失敗》
《杉谷 CCB<=20 【歴史】(1D100<=20) > 8 > 成功》
KP では歴史の情報が出ます。
「帝国の人型兵器とは」
大正時代、このあたりが「帝都」と呼ばれていた頃だろうか、その時代の文献を漁っていたところ人型アンドロイドを戦わせるような娯楽があったという。当時の科学開発力では考えられずどうやら呪術と化学を使って作成されたものらしいことがわかった。作成していたのは「諏訪化学」という日本の会社だが、どうやらアメリカの「バベッジカンパニー」という会社が一枚噛んでいたらしい。詳しいことについては省略するが人を模したものを戦わせる娯楽というのは如何なのだろうか、勿論私はただの学者だ。とやかく言う筋合いはないが、「神でもないのに神の真似事」とは、いつの時代も一番狂っているのは人間だったようだ。
遠縁 オカルトもいちおふれます?
KP ふれます。どうぞ。ほかにもオカルト振る方は振ってどうぞ
《遠縁 CCB<=5 【オカルト】 (1D100<=5) > 83 > 失敗》
《皇 CCB<=5 【オカルト】 (1D100<=5) > 15 > 失敗》
《杉谷 CCB<=5 【オカルト】(1D100<=5) > 8 > 失敗》
KP では特に出てきませんでした。このフロアの情報はこれくらいです
遠縁 「さて、下にいきます?」
皇 「行きますかー」
杉谷 「そうしようか」
KP わかりました。あなた達は地下へと降りていく。階段を下りれば、一枚の扉
がある。ドアノッカーがついています。それ以外は特にないようだ
遠縁 「ドアノッカーあるね」
遠縁 「ならします?」
皇 「ならしてみよ」
KP では、鳴らすと扉の奥からじっとりとした男の声が聞こえてくる
KP 「………力こそ?」
遠縁 「・・パワー」
KP 「……森こそ?」
遠縁 「・・・フォレスト」
KP 「……明るい笑顔の?」
遠縁 「松林」
KP では、扉がギギッと音を立てて開く。その先にいたのは、ミイラ化した死体
だ。正気度喪失1/1d3
遠縁 「合言葉じゃね。ただの…ひぇ」
《皇 CCB<=75 【SAN値チェック】 (1D100<=75) > 6 > スペシャル》
《遠縁 CCB<=49 【SAN値チェック】 (1D100<=49) > 99 > 致命的失敗》
《杉谷 CCB<=42 【SAN値チェック】(1D100<=42) > 16 > 成功》
遠縁 1d3 (1D3) > 3
[ 皇 ] SAN : 75 → 74
[ 遠縁 ] SAN : 49 → 46
[ 杉谷 ] SAN : 42 → 41
遠縁 「ひぇぇぇ」
皇 「ミイラってことは死んでから時間がかなり経ってる…?てか、あれ誰の
声?」
KP さて、そこで気づきます。
KP …扉の奥は、森になっていた
皇 「…え?」
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