第8話 初任務
KP 9月19日、あなた達は目を覚ます。朝食を取り、準備をしてから指令室へと向
かうことでしょう…そして、 あなた達は指令室へと入室する
KP 既に穂村は奥の椅子に座ってあなた達を待っていたようだ。その近くにはア
カネの姿もある
穂村 「ああ、来たか」
遠縁 「おはようございます」
皇 「おはよーございます」
穂村 「ああ、おはよう。昨日は良く眠れたかな」
遠縁 「普通ですかね」
皇 「代わりに診療所にいてくれる医者探しててあんま眠れなかった」
穂村 「そうか。まあいい。まずはこれを渡しておこう。君たちに死なれると困るの
でね」
KP 彼は3着の制服、そして3つの拳銃らしきもの、そして1つのインカムを渡して
くる
遠縁 「制服と拳銃?とインカムは一つ?」
皇 「インカム一つだけか…誰が持つ?」
穂村 「コマンドインカムは正確な指揮が出来なければ戦闘人形を一瞬でダメにす
る諸刃の剣だ。指揮が取れる…交渉などが得意なものが持つのが良いだろう」
杉谷 「それなら遠縁さんが持つのはどうかな?僕は正確な指揮っていうのは苦手だ
からね。彼なら教師としての経験値をここで発揮できるのではないかな?」
皇 「私も指揮苦手だから義和先輩にお願いしたい」
遠縁 「まぁ、得意ってわけではないが。問題なければやりますよ」
穂村 「ああ、インカム無しでも戦闘人形を統率できた君ならうまく使いこなせるだ
ろう」
遠縁 「わかりました。やります」
彼は穂村からインカムを受け取ります
遠縁 「あの銃じゃなく投げる物とかいただけませんか?そっちの方が少しやりやす
いので」
穂村 「投げるもの…?そんなものはないが、道中石でも拾っていけ」
遠縁 「あ はい」
穂村 「さて、今日の任務の内容を伝えよう」
穂村 「君達には”夕越山”に向かってもらう。先日宇宙人の目撃情報が出た場所であ
り、小規模だがコロニーも発見できている。そこを潰してきてもらうのが今回
の任務だ」
遠縁 「ふむふむ」
穂村 「ただ、君たちはまだここにきて日が浅い。だから教育係として一人付ける予
定…なんだがまだ来てないな」
遠縁 「ふむ?」
穂村 「まあいい、今のうちに何か聞くことはあるか?」
遠縁 「どんな宇宙人とか話ありますか?」
穂村 「ああ、今回目撃されているのは”ミ=ゴ”と呼ばれる種の宇宙人だ。かの有名
な大襲撃を起こした種類だ。単体でもそれなりの戦闘力を有する、注意してく
れ」
遠縁 「ミ=ゴか」
穂村 「ああ、ちなみに昨日君たちが接敵したのは”深きもの”と呼ばれる種だ。近年
増え始めた種だからな、あまり知らないだろうが奴らもこの町にとっての脅威
だ。昨日一匹処理できたのは大きい」
皇 「あれみたいなのがまだ沢山いるって事か…」
穂村 「奴らは繁殖力が高い。特に河川などで多く目撃されるな。注意するに越した
ことはない」
杉谷 「この防護服、打撃に関するダメージに関しては丈夫にできてそうですが、刃
物などの鋭利なものに対しても効果は発揮されますかね?」
穂村 「ああ、物理的なものなら基本は大丈夫だ」
杉谷 「なるほど…これはまたすごい…」
穂村 「それくらいがなきゃ奴らに太刀打ちできないからな。だから安心はするな、
それがなきゃ死ぬ相手だと思え」
皇 「この服どういう仕組みか少し気になるかも…」
穂村 「これは深山が作ったものだからな、奴に聞け。まあ答えてくれるとも思えん
が」
遠縁 「あー」
KP では、そんなことを話していれば廊下の外から足音が聞こえてくる。そし
て、扉がノックされるだろう
穂村 「来たか」
KP ノックの後、「No.5《アニカ》、入室します」という声と共に扉が開くだろ
う
KP そして、一人の女性が入ってくる。同じく赤い軍服を着ているのがわかるだ
ろう。
アニカ 「あ、もう始まってた?おはようございます」
KP 彼女はそんな風に声をかけてくるだろう
穂村 「遅い。遅刻は厳禁と言ったはずだが」
アニカ「数分くらいいいでしょ?それに今日は顔合わせって聞いたから化粧とか色々
準備してきたんだよ」
穂村 「はぁ…」
遠縁 「化粧は大事だな」
皇 「女の子だもんね〜」
アニカ「そうだよね。あ、僕はアニカっていうんだ。よろしくね」
杉谷 「彼女が戦闘人形…No.5、アニカか…」
皇 「私は皇天嶺よろしく〜」
アニカ「よろしくね~」
KP では…遠縁さんのみアイデアどうぞ
《遠縁 CCB<=75 【アイデア】(1D100<=75) > 85 > 失敗》
KP では特に思うことはない
遠縁 「こちらこそよろしく。遠縁義和だ」
アニカ「うん、よろしくね」
杉谷 「僕は杉谷です。よろしくお願いします」
KP まあ握手は普通にするでしょう
KP では、皆さん気づくんですが、彼女は中学生のアカネとは違い、それなりに
身長が高いことがわかる。見た目的には大学生辺りだろう
遠縁 「ふむ?ふむ」
穂村 「…まあいい。では、任務開始だ。不良品ではない戦闘人形がいかに優秀か、
その眼で見てくるように。以上、健闘を祈る」
遠縁 「む」
皇 「不良品…」
杉谷 「…」
彼ら三人は穂村の発言に少し嫌な表情を浮かべる。
アニカ「大丈夫大丈夫、二ヨちゃんも強いからさ」
杉谷 「ニヨ?」
杉谷 「あー24番目だからですか」
アニカ「24番で二ヨ(24)だよ」
遠縁 「うーん 名前あるからそっちで呼んでくれたりします?」
アニカ「あ、名前あるんだ。なんていうの?」
皇 「アカネ!可愛いでしょ」
アニカ「アカネ…か、いい名前貰ったね!じゃあ、今日からはアカネって呼ぶね」
アカネ「はい、よろしくお願いします」
遠縁 「アニカ先輩 今回よろしくお願いします」
アニカ「先輩…そっか、そうだったね。ふふ…今日からよろしくね」
遠縁 「ええ ご指導ご鞭撻お願いします」
アニカ「それじゃあいこっか」
KP では、あなた達は夕越山へ向かうことでしょう
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