私の人生ってこんなもん。

るん。

プロローグ

-ただ誰かに話したかったのかもしれない-


私はいつも何か隠して生きている気分だった。笑っているしかなかった。だって可哀想な子が泣いてたら、本当の可哀想になるでしょ。だから笑うの。強がりじゃなくて、笑うしか武器が無いの。


でもね、本当は泣きたかった。


誰かに抱きしめられながら、子供のように泣きじゃくりたかった。だって私の人生にはそんな選択肢が無かった気がしたから。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る