第2話 寄生する金魚(金魚)
お祭りで金魚をもらった。
水槽で飼っていたのにある日行方不明。
ふと見た写真立てに金魚が写る。
「?」
翌日には水槽に戻ってた。
翌々日にはまたいない。
今度は鏡の中に映ってる。
ギョロリと目が合い飛びかかる金魚。
鏡には額に金魚の頭が埋まった私。
「快適な寄生先だ」
私の声で私じゃない誰かが喋る。
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