第13話   そして

俺らは熱狂的に民衆に向かえ入れられた。

俺らが幹部を倒すのと同時に多くの魔物が消滅したらしい。

民衆から英雄などと言われても嬉しくはなかった。

どこにいっても称賛された。


胸が苦しかった、その夜の宴も体調が悪いと言い、欠席した。

そして、寝た。

そこで俺は夢を見た。

夢の中で俺はアユに会った。


 「アユ、生きてたのか。」

 「…。」

 「アユ!」

 「止まらないで。」

 「えっ?」

 「止まらないで!」


そう言って彼女は消えた。

さらにユーカにも会った。


 「ユーカ!」

 「…。」

 「なんか言ってくれよ…。」

 「前に進んで、後悔してることを見ても戻れないから。」

 「…分かってるさ!そんなこと…でもよ…。」

 「あなたは今まで頑張ってきた。それはみんなが知っている。あなたを皆が支えてくれる。前を向いて進んでね。…体調には気をつけて…。」


彼女はそう言って優しく抱擁してくる。そして笑って消えていく。

俺はそこで目が覚める。


俺の枕が濡れていた。


俺は洗面所に行き顔を洗う。


そして、俺はブルーとカレンに会いに行き、そしてあることを提案する。


 「もう一回パーティを…組まないか?」


彼女たちは笑って言う。


 「ええ。」


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