小さな幸せ

ラーメン屋に着く


修二「何がいいですか?食券ここで買うんで」


私「いや、自分で出します」


修「これくらい出させてくださいよ」


私「えでも」


修「いや、いいから、早く選んでください」


私「うん…ありがとう。この豚骨ラーメンにしよかな」


修「わかりました、じゃ俺は塩ラーメンにしよ」


修二がにっこり笑いながら菜々子を見つめる


私(可愛い…)


修二の笑顔に菜々子は少しドキッとした


店員「カウンターしか空いてなくてカウンターでいいですか?」


修二「全然いいっすよ」


二人はカウンターに座る


(近いなっ)


修二「近いっすね、すみませんカウンターでいいっていって」


私「いや大丈夫です」


修二「ここのラーメンおすすめなんで」


私「うん、ありがと」


沈黙が続く。


修二「なんかすみません。誘ったのに話題提供しなくて」


私「いや、いいんです、私もそんな喋る方じゃないし」


修二「俺結構喋る方なんすけどね、いざこう二人になると会話が出てこなくて」


私「なんか気遣わせてすみません」


修二「いやこちらこそなんかすみません」


店員「塩ラーメン、豚骨ラーメンどうぞ」


修二「あっきましたよ」


私「あっ美味しそう」


二人はラーメンをすする


(なんかラーメンすする音大きいと思われたらどーしよ)


修二が遠慮なくすすってるなか、

菜々子は気を遣って食べていた


修二「美味しいっすか?」


私「うん美味しい」


修二の笑顔に菜々子は癒されていた。

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