3.小学校

 彼は今年、小学生になった。だが、ある問題が起きた。

『ここで、選択。お前の現実(実在)の記憶を消すか?』彼は考えた。考え、考えたあげく、消した記憶は戻らぬというルールで受け入れた。その瞬間目の前の記憶と名前だけになった。

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