人を頼る

 誰かを頼りたい人は、誰かに沢山頼られる人。

 それは君が優しいからで、人の話を聞くのが上手いから。

 誰かを頼りたい人の心に気づいてあげられるのが長所で、自分の頼りたい気持ちを見せられないのが短所かな。でも逆を言えば、周りに気づかれないほど気持ちを隠すのが上手いってことだね。

 保険をかける言い方をしてしまえば、人はそれぞれ考えが違うから、これは僕の考えでもしかすると君は違うふうに考えがあるかもしれない。

 それぞれが違う考えを持つのは良いことだね。

 

 一つ確かなことは人は人に頼らなければ生きられない。

 勿論、誰かを頼ればそれは良くないと言う人がいる。

 まぁ僕は攻めないし、人に頼りたい気持ちは人間なら少しだけでも持っていておかしくない感情だよ。

 大事なのは、「誰にどれくらい、頼るか」だと思うんだ。

 頼りたい人はそれぞれ違うから「親」だったり「兄弟」だったり「恋人」だったり「同級生」もしくは「何も知らない他人」だったり、もちろん人によってどれくらい頼れるかは異なるけど、頼りたい人に一度でもいいから「頼りたい」「話を聞いてほしい」なんて言えたら頼れる可能性が広がるかもしれないし縮まるかもしれない。100%の確率で頼れる、頼れないなんて言いきれないから言葉にして測るといいかもしれない。

 どんな形でも、頼れたら少しだけでも楽になるし、頼れる居場所があるんだとわかれば安心する。

 一度でも頼れたら、それは次に繋がる綱になる。

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