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 雨が降る憂鬱な日曜日。


 世界は今日も俺抜きで面白い方へと向かっているのだろう。横になると窮屈な二人がけ用のソファで天井を見上げる。

 目の前のテーブルでは高校入学間近の妹がシャープペンを走らせていた。

 長めのツインテールが小さな肩の上に乗っていた。

「ツインテール」

「え?なに?」

「あ、いや・・・なんでも」

 露骨に嫌な顔をするな妹よ。

 お兄ちゃんはただ一言呟いただけだ。他意はない。

「もものツインテールが可愛いならちゃんと可愛いって部分まで言って気持ち悪いから」

 シャープペンを動かしながらまるで流れ作業のような口調でデレてきた。デレてるのか?デレだな。多分きっと。

「桃ちゃんツインテール可愛いな」

「ありがと」

「・・・・・・おう」


 恐らく世界で一番かわいい妹の話がしたい。

 名前は桃花ももか。真面目で優しい妹だ。

「なあももちゃん」

「なに?」

「どっか行く?」

「勉強中」

「そうか」

 どうしよう。

 心地よい沈黙が流れ出したぞ。

 シャープペンの紙を殴る音だけが響くリビング。

 それとノートの近くに置いてある水色の腕時計の針の音が微かに聞こえるような気が、しなくもない。



「アイス食べる?」

「勉強終わったら」

「じゃあ買ってくるけど、他に欲しいものは?」

「缶コーヒー」

「いつもの?」

「うん」

 ルの時に足をたたみペタンと床に触っている妹が振り向くことなく返事だけする。

「早く帰ってきて」

「はいよ」

 部屋から出ようとした時ようやくこちらを見て声をかけてくれた。

 それに対してついにやけてしまったのか妹が早く行ってとキツめに返してくる。



 財布とスマホだけをポケットに突っ込んで外に出ると想像よりもずっと冷たい風に煽られた。


 コンビニに入ってからアイスはどれがいいのか聞いていなかったことを思い出して後悔する。

 こういうのは指定がないとパッと決められないタイプの人間である。心底自分の優柔不断さが嫌になってきた。

 缶コーヒーはいつもの山のえがかれた黒い缶三本をすでにカゴに入れてあるからいいものの、結構種類のあるアイスは選ぶのが難しい。

「はい」

「・・・・・・え?」

 陳列されたアイスを見下ろしていた俺の隣に女性が来て即座に目の前のアイスを取りカゴに入れた。

 俺のカゴに。

「あ、これは私の分ね」

 さらに追加であと一つ取ってカゴに入れる。

「えっと、どなた?」

「私が赤ちゃんの頃ぶりだね。君の妹だよ。お兄ちゃん」

 腰を僅かに曲げて下から覗き込んできた。

「え、え!?」

 距離の近さにも驚いたがそれよりも衝撃的な内容に変な声が漏れてしまう。

 慌てて周りを見渡すがレジからこちらを見ていた店員以外に客は居ないようだ。

 なんだ、そのラノベ的展開は。脳内で、胸が踊るじゃないかとガッツポーズで喜ぶ自分の隣に実妹一筋と書かれたTシャツを着た自分が鎮座している。

 これが世間で言う所の脳内悪魔と脳内天使に近しいものなのだろうか。

「うそ」

「・・・・・・・・・」

 見た感じ俺と同い歳くらいだろうその女性は靴を鳴らしながら俺の後ろに回り込む。

「え、ちょっと」

「ね、お願いお兄ちゃん」

 レジの方へと背中を押される。

 しれっと自分の分まで買ってもらおうったてそうはいかないぞ。商品棚の端を掴んで軽くいなすように振り向く。

「お兄ちゃんと呼ばれる筋合いはない。それにアイスくらい自分で買えよ」

「お兄さま?」

「言い方の問題ではなくて」

「お願いお兄ちゃん?」

 いつの間にか、妹(仮)は涙を浮かべて上目遣いをしてくる。

「・・・・・・卑怯だぞ」

 店員に奇異の目を向けられていたのもあって仕方がなくレジでカゴの中の全てを購入する。



「ほらよ」

 店を出て直ぐに袋からアイスを一つ出して突きつけるように渡す。

「ありがとう。キスでもしてあげようか?」

「遠慮しとく」

「なら私と付き合う?」

「は?」

「私と結婚」

「無理」

「私と」

「帰れ」

「私と!!」

「帰れ!!」

「しょうがないな。また会った時に改めて答えを聞かせてね。アイスありがと」

 それじゃあ、と一言言い残して威勢のいい彼女はどこかへと帰って行った。

 彼女が遠くに行ったあと名前すら聞いていないことに気づく。

 まあいいか。それより早く帰ろう。


「桃ちゃん」

「んー?」

「アイス冷凍庫入れておくよ」

「んー」

「難しい所あった?」

「んー」

 家へ帰ると桃花は何故かご機嫌斜めだった。

 難しい問題と葛藤しているのかとも思ったがどうも違うようだ。


「お兄ちゃんは寝てるから何かあったら起こしてね」

 横になると窮屈な二人がけのソファに足を投げ出すことでどうにか横になる。

 あれ返事がない。

 集中しているのだろうか。少し気になり腕を枕にして体を横に向ける。

「・・・・・・」

 シャープペンを持った右手は宙をさまよっていた。

 ノートが閉じられる。

「缶コーヒー」

「そこに置いたよ」

 缶コーヒーはレジ袋ごと桃花のすぐ隣に置いてある。起き上がりそれを持ち上げて中から1本取り出し渡す。

「砂糖」

 砂糖と言うのはスティックシュガーのことだ。

 桃花はどうやらブラックの缶コーヒーは飲めないらしい。

 それでもブラックを選ぶ理由は分かりかねるがまあ可愛いからよし。

「はい」

「ありがと」

「開けようか?」

「ん」

 プルタブを開けられずにいた桃花から缶コーヒーを再度受け取る。

 プルタブを開けてやると缶をテーブルに置いて自分でスティックシュガーを破り注いだ。

 両手で包むように持ってゆっくりと缶コーヒーを揺らす。

 そして缶コーヒーを傾けた。

 背中しか見えないが今やっと飲み始めたのだろう。

「うまいか」

「うん」

「それは良かった」


 日常パートもそろそろ終わってくれないか、と思う。

 退屈だ。幸せではあるし平和でもあるが酷く退屈だ。とりあえず俺に異能力をくれ。

 妹もついてくるなら異世界召喚でも可だ。


 非日常が欲しい。


「な、なんだ!?」

 妹がテーブルに突っ伏すように倒れる。

 缶コーヒーがテーブルの上を転がり黒い内容物が床に滴り落ちる。

 頭が痛んだ。

 視界が揺れる。暗い色の絵の具ばかりをぐちゃぐちゃに混ぜたような色に視界が染まり、倒れそうになりながら桃花に手を伸ばす。

 嗚咽を漏らす。かじかんだように痛む指先で桃花の服を掴み抱き寄せる。

 そして縦横、重力すらも全てがぐるぐると回り始めて今自分が立っているのか倒れているのかも分からなくなった。触れていたはずの桃花の感触も足の裏の感覚もなくなる。

 瞼を閉じていても目を焼くような光に包まれて平衡感覚を奪われたまま耳をつんざくような音を聞き、そしてしばらくして気がつくと足の裏にしっかりと地面の感触を取り戻していた。

 重い瞼をこじ開けても瞳の裏がぼやけていて上手く情報を得られないが、さっきの音が悲鳴であることだけ理解する。


「桃花!」

 妹は無事だろうか。

 ようやく回復してきた視力で当たりを見ながら、手を伸ばす。

 そして伸ばした手は誰かの体に触れた。

「なに?」

 肩に乗った俺の手を抑えながら桃南華が振り向く。

「・・・・・・いや、なんでもない」

「怖い夢でも見たの?」

 夢だったのか。確かに少し眠たかった気がする。

 完全に覚醒した脳をフル回転させるが夢だったという結論以外に辿り着くことはなかった。

「缶コーヒー飲みたい」

「そこに・・・・・・」

 手を伸ばしかけるが止まる。

 行き場のない手を引き、さっきまでそこにあったはずのコンビニの袋を探す。

 まだ缶コーヒーが二本入っていたはずだ。

 いや、さっきの桃南華に渡した缶コーヒーもテーブルの上に・・・・。


「・・・・・・ない」

「なにが?」

「さっき俺アイスと一緒に缶コーヒーを買いにいったよな」

「え?」

「それでお前に1本缶コーヒーを渡した」

「貰ってないよ」

「いやいや、いつもみたいにスティックの砂糖入れて飲んでただろ」

「私、砂糖入ったやつ飲めないよ」

「は?・・・・・・あ、いやごめん。なんでもない。夢見てたみたいだ」

「大丈夫?顔色悪いよ」

 わざわざシャーペンまで置いて妹が立ち上がる。

 自分の膝にかけていたブランケットを広げて俺にかけたあとおでこに手を当て熱を確認してくる。

「熱は無いと思うけど、少し休んだ方がいいよ」

「大丈夫だ。それより飲み物買ってこようか。そこの自販機で」

「私がお兄ちゃんの分まで買ってくるから寝てて」

「大丈夫だって。ほら元気元気」

 勢いよく立ち上がり大きく腕を降ってみせる。

「じゃ、じゃあ一緒に行く?」

「そうしよう」

 落ちたブランケットを拾ってソファにかける。


 財布とスマホだけ持って外へ出た。

「寒いね」

 パーカーを一枚羽織ってきたがそれでも僅かに寒さを覚える。もうすぐでクリスマスだから当然と言えば当然だが、時間の流れが去年よりも早く感じる気がする。

「そうだな」

 桃花へのクリスマスプレゼントは何を買おうか。


「これでいいか?」

 自動販売機の前で最上段の缶コーヒーを見つめていた桃花に聞きながら小銭を入れる。

「うん」

「温かいのでいい?」

 俺が手を伸ばすより早く腕を高くあげた桃花がボタンを押す。

「ありがとう」

「おう」

 なんだかあの夢のせいで寂しさと違和感が凄まじい。そして俺も何となく同じブラックの缶コーヒーを買う。

「1本でいいのか?」

「うん。お兄ちゃんが元気になったらまた一緒に買いに来るから」

「もう元気だからいつでもいいぞ」


 確かこのパーカーには・・・・・・

 ポケットに手を突っ込み漁るとやはりスティックシュガーが出てきた。

「え」

「ん?どうしたの?」

「・・・・・・」

「それいつも持ってるの?」

 これは出掛けた時に必要になるかもと入れて置いたものだ。もしも外で桃花がブラックの缶コーヒーを買ったら渡そうとしていた。

 だが、おかしい。

 桃花はブラックのコーヒーなんて飲めない。

 俺はそもそもコーヒー自体を普段は飲まないのでこんなもの持っている意味が無いのだ。

 やはりあれは夢じゃなかった。

「・・・・・・お前は誰だ」

「私は私だよ」

「・・・・・・・・・お前は誰だ」

 桃花は自分の事をいつも『もも』と呼ぶ。

 少し子供っぽいが可愛らしいと思っていた。

「お兄ちゃん?」

 桃花が距離を詰めて下から覗き込むように見上げてくる。甘えたような声で俺の事を呼び口を近づけてくる妹の肩を掴み無理やり距離をとる。

「お前は・・・・・・コンビニの」

「なんだ。つまらない。実につまらない。君の日常はここだろう?別にいいじゃないか。幸せだろう?平和だろう?」

「何を言って・・・・・・」

「ほらこんな可愛い妹もいるし。君が望むなら近親相姦も受け入れよう」

 体が動かない。喉も、口も指先までも。

 瞬きすら出来ずにいる俺の周りを彼女が一周する。

 喉が痛い。真冬の冷気を吸い込んだような痛みだ。


 名前もしらない桃花かのじょがジャージのズボンを脱ぎ始める。

 ズボンが地面に落ちたあと上体を逸らすようにしながら上着まで脱ぎ始めた。

「お・に・い・ちゃ・ん」

 背伸びして耳元に近づけられた口から吐息が漏れ耳にかかる。

 僅かに主張している柔らかな膨らみが自分の胸部に触れ身体中の感覚を支配した。

「・・・・・・」

 彼女の手が脇腹から太ももを回ってその付け根まで這うようにして辿り着く。

 舐るように手が這いずり周りそしてズボンの中にまで手が侵入してきた。

 必死に抵抗しようとしても体が動かなかった。

 瞬きも出来ずにすぐ近くにあった彼女の顔を眺めるしか無かった。

 外気に冷やされているせいか氷のように冷たい手。

 そして彼女はパンツの上から俺の男性器を揉みしだいた。

「ほら、我慢しないでよお兄ちゃん」

「・・・・・・」

「大好きだよ。お兄ちゃん」


 気持ちの悪い快感にも似た何かがが全身に渡る。

 最悪だ。悪夢だ。

 体が暑くなってきた。なぜ望んでもないのにこんな感情に支配されるんだ。



「おえっ・・・・・・はぁ・・・うっ」

 見慣れた天井。

 ここは我が家のリビングだ。

 吐き気と共に目覚める。酷い頭痛に頭を抱えながら起き上がると心配そうに桃花が俺を見ていた。

 足の上には桃花のブランケットが被せてある。

 夢か。”どこからが”夢だったのだろうか。

 夢から覚めてまた夢。

 疑心暗鬼に陥りそうだ。

「ど、どうしたの!?」

「桃花」

「なに?ももにできることならなんでもするよ?」

 桃花の一人称を聞いてようやく胸を撫で下ろす。いつもの妹である。

「いや、大丈夫だ。ありがとう」

「大丈夫じゃないよ。ゆっくり部屋で寝てて」

「そうする」

 ブランケットを桃花に返して体を起こす。

 何かズボンが引っ張られるような感触があった。

 違和感の正体を確かめるべく確認すると起立していた男性器によってズボンに不自然なまでの膨らみがある。

 即座に返却したばかりのブランケットを妹から奪い返して被る。

「お兄ちゃん大丈夫?」

「ご、ごめん。少し寒いからやっぱりこれ貸して」

 良かった。妹には気づかれていないようだ。

 さすがにこれは嫌われかねない。嫌われるで済めばいいが今後の生活に支障をきたす可能性がある。

「す、少し座ってるよ」

「ほんとに大丈夫?」

 桃花は俺の隣に座った。

 体をくっつけてくる。俺の膝に手を起きおでこに手を当てて体温を確認した。

 近い。呼吸の音が聞こえる程の距離。

 高鳴る心臓の音が目の当たりを回っている。

「大丈夫だよ」

 くっついていた体を離して桃花は俺の体を無理やり引っ張る。

「へ?」

 倒れた先にあったのは柔らかな感触だった。

 ハーフパンツしか身に着けていないから分かる素の脚の感触。

 桃花の体温がダイレクトに俺の頬を温める。

 すぐ近くで囁かれる言葉が耳から入り、腿の温もりで溶けていく。

「寝てもいいよ」

 小さな手で目が塞がれる。

「・・・・・・じゃあ少しだけ」


「・・・・・・温かい」

 再び目に手が当てられる。

 瞼越しにあった光が絶たれて眠気が襲ってきた。

 このままここで眠ってしまいたいがそれでは桃花に迷惑がかかってしまうだろう。

 でももう少しだけこのままでいたかった。

 変な夢まで見て少し疲れていたのかもしれない。


「・・・・・・っ!!」

 安心感と疲労感からまどろんでいると何かが股間に触れてきた。

 顔に添えられた手をどけて慌てて起き上がる。

「お、お前は誰だ!!」

「ご、ごめん。なんか大きくなってたから」

「っ!!もう騙されないぞ!!お前は誰なんだ!?」

「ご、ごめん!!そんなに怒ると思ってなかった」

 ポカポカとしていた頭の中を怒りがかけていく。

 怒りと焦りで一杯になった頭がパンクしそうだった。

 人生のうちで何度も呟いた言葉が胸中で漏れる。夢を見たい。


 結局何も考えられなくなり部屋を飛び出し外へ出る。

 かかとを折って履いた靴でそのまま公園まで向かった。


「・・・・・・早く。早く覚めてくれ!」

 ベンチに座り頭を抱える。

 不快な気分だった。頭の中がぐちゃぐちゃで悪夢を見ているようなふわふわとした闇が広がっていく。

「おいおいどうしたブラザー」

榎田えのきだ

 声に顔をあげるとそこにはクラスメイトがいた。

 ハーフパンツにアロハシャツそしてサンダルを履いたダサい格好の男だ。小学校からずっと同じクラスの親友とも呼べる存在。

「飲みかけだけど飲むか?」

 喉が酷くかわいていた。

 口の中が乾燥して気持ち悪い。

 差し出されたペットボトルを遠慮なく受け取り取り口の中へ流し入れる。

「で、どうしたんだ?」

「別になんでもないよ」

「そうか。ならいいんだけどよ。話は変わるけど妹さんは元気か」

「うん」


 もういっそ誰かに聞いてもらいたかった。

 気持ちの悪い夢の全てを。

「・・・・・・夢から覚めないんだ」

 聞いてくれ榎田。早くこんな苦しい夢から醒めてくれ。



「そうか」



 榎田はペットボトルをあおぎ飲みながら相槌を打つ。今はとても雑な相槌がむしろ嬉しかった。

「妹が―――」

「お前に妹はいない」

 淡々と無機質に紡がれる異常。

 何度も何度も語ってきたように自然と口から溢れたその言葉に苛立ちが湧いてくる。

 榎田は何を言っているのだろうか。

 これも夢の中だから会話が適当になってきたのか。

「・・・・・・やめてくれ」

「何度でも言ってやる。お前に妹は居ない」

「おい!!」

 立ち上がり座ったままの榎田の前に出て胸ぐらを掴む。どうせ夢なんだ。このくらい許されるだろう。

「俺はお前の親友で、お前は俺の主人公だった。だからエンドロールまでだってこの茶番に付き合ってやってもいい」

「さっきから何を言って!!」

「いつからだろうな。戸籍でも見てみろよ。俺がついてってやるから」

「うるさいな!!」

 苛立ちから怒鳴るしかできなかった俺の鼻先に立ち上がった勢いのまま榎田が頭突きしてくる。

 勢いあまり尻もちを着いた俺を見下ろしながら榎田が手を差し出してくる。


「缶コーヒー飲むか?」

「いらない」

「そうか。なら他のでもいいぞ。奢ってやるよ」









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