第11話
あたし、マンドラゴラ! マンドラゴラ・オフィシナルム! あたしのこと親しみっぽいの込めてま〜んさんなんて呼んだら即毒発動してやるから! 何故かみんなマンドラゴラさんってフルで呼んでくれるよ! どうする? ねえ! どうする! ねえってば!
自称インフルエンサーっているよね! いない? いいの! あれってバズるコツは下手な鉄砲やたら数撃つ戦法みたいね! とにかく他人がやってることをさも初めてですぅって具合で自分もやってみて、ネットの海でどこかの誰かに引っ掛かるまで数撃つの! ハッシュタグで流れ着いたインフルエンサーの元で奇跡的に「イイね!」されたらあとは雪だるま式に膨らんでいく! うん! 運次第! まるで異世界転生! 異世界いっとく?
おや! まあ! ここは異世界! 異世界のくせにやたら見知った剣と魔法のファンタジー世界! おめでとう! 無事に異世界転生できたみたいね! あたしの絶叫毒を食らった人はトラックに轢かれるよりも高い確率で異世界転生できるの! 異世界チート能力でやりたい放題! またオレ何かやっちゃいましたし放題! だまれドンッし放題! パリピし放題! パーリータイムッ! レッツパーリー! リッ? リッて何?
目の前に広がるは緑豊かな大草原。爽やかな風があなたの髪を優しく撫でて、遠くに見える街の喧騒の華やかな薫りを運んでくる。ここは異世界。何をしよう。何でもできる。さあ、異世界転生勇者となったあなたは、チート能力を活かして望むままのハーレムを作り上げるのだ。いざ、欲望にまみれたその一歩を踏み込もう。とその前に、足に絡みついた草を解かないと。とてもきれいな翡翠色した葉っぱに手をかk
You are dead.
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