第33話 濃すぎる面子(ネタ回)
「それじゃあ僕から自己紹介してこう。そうだな、名前と自分のスキル名、皆に一言ってな感じで自己紹介していこうか」
勇者さんが自己紹介のメニュー(?)を決めていく。
「んぁ?スキルって個人情報じゃないのか?それって大丈夫なのか?」
それに対し、僕の席がある列の一番前の人が疑問を口にする。
「確かにスキルは個人情報ではあるけど絶対に秘匿すべきものってわけでもないんじゃないかな」
住所とかも知らない人には教えないけど誰にも教えないようにはしないでしょと勇者さんは続ける。
「高校生活をこのクラスで過ごすのだからスキルの効果までとは言わないからスキル名ぐらいは共有してもいいと思ったんだ」
大丈夫ですよね、と先生に確認を取る。
「あぁ、そうだな。知らない人に教えるのはやめたほうが良いが、仲間内で共有するのならいいだろう」
その言葉を聞いた一番前の人はなるほどと納得して、黙った。
「もう意見とか疑問はない?」
勇者さんが首を回して、教室を見渡す。
挙がる手はなく、もう意見のある人がいないとわかる。
「なら、まず僕から行こうか。僕の名前は真田 光でスキルは「勇者」。皆宜しくね」
廊下側から順にやっていこうということで僕の反対側の列の人が前に立つ。
「俺は
豪君が座り、話題に出された弟が自己紹介をし始める。
「さっき兄さんが言ったように、弟の
こんな風にねと言って十二一君はジェスチャーをする。
「他にも色々な第二、第三の能力があったりするけどそれはまた今度。僕は穏やかな日々を皆と過ごしたいと思っているよ。よろしくね」
十二一君も自分の席に戻る。
うん…なんでも壊しそうな程度の能力と第一の爆弾に関しては何も言うまい。というかどっちも東方に関係ありそうだなぁ!
「じゃあ、次は私だね!」
爆弾兄弟に気を取られていると次の人の自己紹介が始まる。
「私の名前は
う~ん、何でスキル名を決めた人?神様?は語源の方を採用したのかなぁ?
「僕の名前は
おっ、漸く普通そうなスキルを持った人が出てk…いや待て、よくよく考えてみると影を操るってかなりの厨二感が漂っているような。
もう、最初からぶっ飛んでるから何が何だか分からんよ。
「え~と…来栖 灯です。私のスキルは「波導士」。波を操ることができるよ。皆よろしくね」
灯さん、あまりにも前の方々がアレなせいで若干困ってるよ。
僕としては灯さんまでもが変なスキルだったらどうしようもないから有難かったよ。
「次は
「聖女」、ですか。王道だけれど変なのが来なくて良かった。
その後、男子4人、女子3人が自己紹介をしてくれた、んだけど如何せん普通で、いや、普通な方が良いんだけどね。
まぁ、聞いた瞬間から情報が頭から抜け落ちていったよ。
その後僕の自己紹介が終わって、え?自分の自己紹介をサラッと流すなって?
…別に自己紹介で嚙んだりしてないんだからね!
そして最後に僕の後ろの人が自己紹介を始める。
「漸く俺の番か。俺は
最後に爆弾抱えてやがったよ、このクラス。
つか若月。あんた人の上に立つって、なら勇者さんがこのクラスのリーダーでいいのかよ。あんた絶対、俺がリーダーだ!とか言うやつでしょ?
このクラスは計16人。僕、この中でやっていけるのかなぁ…はは。
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