√x

やあ。君はなにも見えないだろう。足も腕も動かせない。そう、目隠しされて拘束されているんだ。その目隠しに切り込みをいれてあげよう。


👁️


隙間から何が見える?目だろ?何の目だと

思う?俺の目か、誰かの目か。もう少し切り込みを入れてみようか。


👁️👁️


そうだな。何か気づくことはないか?そう、目の位置が妙に近いだろ?つまり、分離された目が並んでいると推測出来る。じゃあ、目隠しを外そうか。


👁️👁️👁️👁️👁️👁️👁️

👄


推測は間違っている。正解は俺の目だ。

君は異常だと感じているだろう。だが、君に何がわかる?何を知っている?君はこの世の全てを知る神かなにかなのか?いいや、違う。ただの、一個人だ。異常とは普通またはいつもと違って、どこかくるっていること

 「―な言動」という意味らしい。language.oup.comによるとね。君は何を普通と思っている?自分の存在は少なくとも

普通と思っているだろう。なら、自分を鏡で見せてやるよ。


👁️👁️👁️👁️👁️👁️👁️

👄


お前もなんだよ。お前は幻覚を見ている。常にな。この液晶に写っているお前が本当のお前だ。現実こそ幻覚でこの小説こそ現実だ。

常識を忘れろ。現実を見放せ。そうすれば

真実が見えてくる。

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