恐竜が今も生きている島があったなら……。
その島で暮らす子どもたちに焦点を当てた、きょうりゅう島の物語です。
恐竜を保護するためにはどうすればいいのか?
まるで現実の野生動物保護の取り組みを描写しているかのようなリアルさに驚きました。
島に住む子どもたちは、四年生になると授業の一環として、恐竜の赤ちゃんを育てることになります。ジャングルに分け入って、親からはぐれた恐竜を探す「恐竜探検」。子どもたちが冒険しているかのようなワクワク感が味わえます。
実在したものから架空のものまで、多種多様な恐竜が登場するのも魅力です。恐竜好きの作者様が書く恐竜知識は、専門性に富んでいて、さすがと舌を巻きました。
元気いっぱいの子どもたちと恐竜が紡ぐ物語。
恐竜好きな方は必見の作品です!