AIのべりすとを使ってみました

ふさふさしっぽ

とりあえずやってみました

 ソラノ ヒナ様のエッセイ「AIさんが綴る、私の物語の続き」に触発され、私は「AIのべりすと」というツールを使ってみることにしました。


「AIのべりすと」とは、自分の小説を入力すると、AIが続きを書いてくれる、という近未来的なシステムです。えっ。今ではもう当たり前? ソラノ様のエッセイを読むまで、AIがこんなに進化しているなんて、思ってもいませんでした。


 ちょっとやってみたら結構簡単で、超楽しい! メールアドレスとパスワードで無料登録すればすぐに挑戦できます! あ、あとは自作の小説を用意して下さいね~。


 ちなみに初めにやってみたのは、今連載中の

「まさか好きになるなんてありえない ~男装魔法師団団長と年下第三王子のほれ薬作り~」

 です。


 第2話以降をAIに書いてもらいました! こんな感じです。


 ※ フェリクスは男装している女性という設定です。


 まあまあの大きさの国、エルドゥ王国。

 国と、国民のことを考えるよき王政のもと、平和が続いていた。


 国の中心には王族や貴族が住まう、王宮がある。その王宮の一角に設けられている「魔法師団団長室」で、綺麗な顔立ちをした青年が一人、朝の身支度を整えていた。


 魔力が特別高い、選ばれし者たちで構成され、いざとなれば国のために命をかけて戦う王直属の部隊「魔法師団」。王宮の花形職であり、国民たちからの人気も高い。誰もがうらやむ立場であるはずの青年団長。


 が……、

 今年から魔法師団の団長となった彼の心は複雑だった。長い金髪を一つに束ね終えると、大きなため息をつく。


「今日も何もやることがない……」


 先述したとおり、この国は平和だった。身分制度はあるものの、奴隷制はなく、国民の暮らしはおおむね安定している。何か事件があっても、魔法師団がわざわざ出て行くようなものではなかった。国だけでなく、世界的にも平和なので、他国との戦争もない。よって、魔法師団の出番はない。


 いや、平和はいいことだ、と彼は思い直す。それに、やることがないわけではないのだ。朝はいつか来る(永遠に来ないような気もするが)戦いに備えて魔法の訓練、昼は貴族婦人たちのランチのお相手、午後は王宮が発行する女性向け月刊誌に載せるための写真撮影とインタビュー。

 ……国を守る戦士としての活動より、国の女性たちを喜ばせる、アイドル的な活動の方が多かった。


 私の思い描いていた職場じゃなかった。せっかく今年から団長になったけれど、多分これからもこんな感じで行くんだろう。


 そんなふうに思って、彼は本日二度目のため息をつくのだった。


 だが、ため息をついていても何かが変わるわけではない。平和はいいことだし、これでお給料が貰えるなら、それでいいではないか。

 私は私の求められることをただ、やればいいのだ。うん、そういうもんだよ、人生って。そうだそうだ。

 基本的に合理主義者である彼は、まだ二十歳だというのに、人生を悟り、気持ちを切り替えた。


 そろそろ朝の訓練に行くか、と彼が部屋のドアを振り返ったとき、突如、ドアがこちら側にばあんと、開いた。


 ノックもせずに失礼な、と思ったが、彼はドアを開けた人物を見て、反射的に背筋を伸ばした。


「ミ、ミラン王子殿下!?」


 ドアを無作法に開けたのはこの国の第三王子、ミランだった。

 なんで団長室……こんなところに突然ミラン王子が?

 彼は疑問に思ったが、やや小柄で歳より幼く見える顔つきも、少し癖のあるライトブラウンの髪も、ミラン王子そのものだった。

 

 先月十八歳になったばかりの第三王子は、王城で盛大に成人の儀を行い、婚約者を正式に発表した……はずだ、と彼は最近の記憶をたどる。


 当のミランは、素早い動きでドアを閉めると、迷いなき動きで、つかつかと室内に入ってきた。そして、


「君だけか」


 と彼に向かって、一言問うた。間近で聞くミランの声は、見た目と同様、少し子供っぽかった。


「えっ?」


 思わず聞き返す。


「ここに今いるのは、君だけか? それなら、今すぐこの部屋に鍵を掛けろ」


「はい。私だけですが、一体どうしたんですか、殿下」


「重大な話があるんだ、とにかく部屋に鍵を掛けろ!」


「は、はい」


 年下とはいえ、王族であるミランの緊迫した雰囲気に逆らえず、彼は急いで部屋に鍵を掛けた。


「ノックもせずに、いきなり押しかけてすまなかった。君が、今年から魔法師団団長になったフェリクス殿だな。突然だが、君に折り入って頼みがある」


 まだ少年の面影を残したミランは芝居がかった口調と動作で、懐から何かを出そうとした。部下の前で、なんとか一人前の王族ぶろうとしているその姿に彼は失笑しかけたが「重大な話」の手前、なんとかこらえた。


「いかにも、私が今年から魔法師団団長を務めさせていただいている、フェリクス・ブライトナーです。私などの顔を殿下がご存じとは、光栄です」


 フェリクスは一部の隙もない引き締めた顔で、自己紹介した。本当は微笑んだ方がいいのかもしれないが、フェリクスはそういうのがどうも苦手だった。


「ああ。君は王宮が発行する月刊誌で『新・魔法師団団長』として大きく取り上げられていたからな。本当に、写真どおりの美男子で、女性のように綺麗だ」


 ミランのその言葉を、フェリクスは「はは……」と曖昧な乾いた笑いでさっと流す。

 そんな彼の目の前で、ミランはもたもたしながらやっと「何か」を取り出した。

 それは、古い書物だった。


 本自体はさほど分厚くないが、表紙にはかすれた文字で、こう書かれていた。


「惚れ薬の作り方?」


 フェリクスが思わずつぶやくと、ミランは本をずいっとフェリクスに差し出し、こう言った。


「フェリクス殿、君に、これを作ってもらいたい!」


 フェリクスは思いもよらない王子の「頼み」に、一時茫然とした。だがすぐに我に返り、


「私にこの本に書いてある惚れ薬を作れ、ということですか? 惚れ薬を?」


 古びた本を受け取りながら、相対するミランに問うた。


「ちょ、ちょっとフェリクス殿! 声が大きいって! もっと部屋の奥に行こう。外に聞こえたら大変だ」


 ミランは大股でフェリクスに近づくと、問答無用でフェリクスを奥の壁に追い詰めた。「壁ドン」みたいな体勢になっているが、明らかにミランの方が小柄でフェリクスを見上げる形になっており、あまり様になっていない。


 声が大きいのはどっちだ、と思いながら、フェリクスは心の中で本日三回目のため息をついた。まさか、これが重大な話? 朝っぱらから嫌な予感でいっぱいだった。


 ミランは何かを決心したような顔つきで、こう言った。




※ ここからAIです。



「いいか、これから言うことは、ここだけの話だぞ」

「はあ……」

なんだかわからないけど、とりあえずフェリクスは無難な返事をした。ミランは咳払いをすると、真剣な表情で話し出した。

「実は……僕は一昨日の夜、ついに、運命の女性に出会ったんだ」

「えっ!?」

「その女性は、僕と同じ十七歳で、名前はエマという」

「ま、まじすか……?」

「彼女は王都から離れた村の出身で、最近まで家族と小さな畑で働いていたらしい。でも、この春、彼女の父親が亡くなったのをきっかけに、王都で仕事を探し始めたんだ。そこで、魔法師団の募集を見て、応募してきた」

「そ、そうなんですか」

「その女性と初めて会ったとき、僕は天にも昇る気持ちだった。一目見てわかった。彼女こそ僕の運命の人だと」

「うわー……すげえ」

「彼女は明るくて、笑顔がよく似合う。しかも働き者で真面目だ。僕のために一生懸命働いてくれている。そんな彼女を見ているうちに、ますます好きになっていったんだ」

「はい」

「だけど……」

そこまで一気にしゃべったところで、ミランは急に口をつぐんでしまった。

どうやらここからが話の核心のようだ。フェリクスも思わず身構えた。

「えっ、なんですか?」

「……」

「あの、それで?」

「……」

「殿下? どうしたんですか?」

「……」

「……?」

「……」

「い、一体何があったんですか、殿下」

「き、聞いてくれるのか」

「そりゃもちろん」

「ありがとう……。では、話すぞ。その女性と出会ってから一週間ほど経ったある日のことなんだが、彼女が急に熱を出して寝込んでしまった」

「はい」

「最初はただの風邪だと思っていた。しかし、なかなかよくならない。医者に見せても、疲労による発熱だろうと言われ、解熱剤だけ処方された。だから、しばらく様子を見ることにしたんだ」

「はあ」

「だが、一向に良くならなかった。むしろ、症状は悪化していくばかりだ。そして、とうとう、意識を失って倒れてしまった。慌てて医師を呼び、診てもらったところ、どうも病ではなく呪いの類ではないかと言われた」

「の、呪い!?」

「ああ。呪われた者の体の一部に傷をつけることで、相手にも同じような怪我を負わせることができるというものだ。エマの体のどこかに、おそらく呪術師によってつけられたと思われる火傷のような跡が見つかった。そのせいで、体が弱っているのではないか、と」

「えぇー……」

「その日から、僕は毎日彼女の看病をしている。幸いなことに、王宮の薬草園で採れるものでなんとかなる程度の症状だし、薬もちゃんと効いているようで、今朝はだいぶ楽になったみたいだ。だが、まだ油断はできないし、いつまたぶり返すかもしれない。それに、このままじゃ、僕は彼女に何もしてあげられない」

「はあ」

「頼む!フェリクス殿にしか頼めないんだ。惚れ薬を作ってくれ!」

ミランはそう言いながら、必死の形相で頭を下げてきた。

「えっと……」

さすがにこれにはフェリクスも戸惑ってしまった。

だって、惚れ薬ってあれでしょう? 飲ませた相手を意のままに操ることができるっていう、伝説の魔法の薬だよね? そんなもの作れとか言われても、できるわけないし! ていうかさ、ミラン王子ってば、そのエマさんとやらに本気なのかな。

こんなに一途になるくらい、好きなのかな。


 ※とりあえず、ここまでで、以下ふさふさしっぽの感想です。


 おもしろい! おもしろくてどんどんAIに書いてもらいました。ちゃんと私が書いたような文章になっているのがまず最初にすごいと思いました! 細かいところはあれですが、ちゃんと惚れ薬につながっている。AIすごい!


 ちなみにタイトルは「団長室に突然王子がやってきた」とし、フェリクスが実は女性であるという設定をAIに読み込ませていないので、フェリクスは普通に男性っぽくなっています(笑)

 ぜんぜん二人の恋愛ものに発展しそうにないな。


 面白いのでもっと色々やってみようと思います。

 興味のある方は、自作の小説さえあれば、五分で始められますので、ぜひトライしてみて下さいね!


 

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