超個人的に思う長さの話

 こんばんわー、涼紀龍太朗でーす。


 今日はですねー、小説の長さに関する話でクダを巻きたいと思います。


 もう、超個人的(個人を超える、という意味ではないです。「めちゃめちゃ個人的」という意味です)に思っている話、感覚的な、好みの話なので、当てはまらない人も多くいると思います。


 でも、逆に「あー、わかるわぁ。涼紀、おめぇの言ってること、超わかるよー」って、今からする話にハマッてくれる人もいると思います。そういう人たちとは、うまい酒飲めると思います。


 そんな感じで、割と身勝手な話をこれからするんですけど、長さですね、小説の。しかも今日は「読む」ということ一点張りで話したいと思います。


 本屋で売ってる文庫本とかはもちろん、本単位で売ってるわけで、京極夏彦でもない限りは、割と良心的な(←)厚さで売ってると思うんですね。そうすると、大体それは読んでて丁度いい長さだと思うし、逆に言うと、その長さで本を買うことが多いわけで、それくらいの分量に慣れている、というのもあると思うんです。


 だから、普通に本屋で本買って、それを読む分には、特に長さを意識することはないと思います。


 もちろん、文庫本で何十巻と続く小説もあるし、特にラノベではそういうの多いですよね。


 でも、そういう場合も一冊で割と一つのエピソードが始まって終わりという、言ってみれば一冊だけでちゃんと独立している場合が多いと思うんです。


 でも、WEB小説は物理的な制約を受けていないから、幾らでも続けることができる。分量は作者の裁量で幾らでも長くすることができるんですね。


 そこには編集者の商品としての適切な長さ云々の視点もないから、作者の思い入れオンリーでグイグイ長くなっていくわけです。


 いわゆるディレクターズカットってやつに近いかもしれません。「ここは俺の思い入れたっぷりだから削るなんて許さん」というわけです。いや、一人で書いて、一人で発表しているわけだから、そういう第三者的な視点なんか介入する余地すらなく、意識上にすら上ってくることはないでしょう。


 だから、百話とか二百話とか平気で続いていく小説が頻発することになる。


 でもこれ、新規で読みに来た人からすると、結構しんどいんですよね。「うわっ、三桁越え話数か…。割とハードル高ぇな」ってね。


 だから、僕なんかは、例えば自主企画とか覗いて気になる作者の方がいて、その人のプロフィールページ行った時、必ずチェックするのは話数ですもん。「なるたけ短けーのねーかなー」ってw


 で、それ読んで面白かったら、次は長いものに挑戦していく、という段階を踏んでいきます。


 長いもの、と言ってもさっき言ったみたいなヒャクワとかになっちゃうと、なかなか二の足を踏んでしまう。そこで丁度いい、しかもそこそこ長い分量とは何か。


 それは、やっぱり、僕の感覚的には10万字なんですね。


 やっぱりこの10万という数が一番しっくりくるというか、ちょうどいい感じがする。


 だから、文学賞で原稿用紙とか指定の文字列とかで枚数指定してきますが、大体字数換算すると10万字前後なんですよね。


 で、この10万字ってのは、大体文庫本一冊の文字数に匹敵する。


 ほらね。やっぱり文庫本なんですよ。やっぱりあれくらいが手に持ってもちょうどいいし、読んでも丁度いい。さっきも言ったけど、それに慣れちゃってる、ってのもある。


 だから、個人的には10万文字でしっかりまとめてくれている作者さんがいると、これはもう「あ、ちょうどいいな」っと思って読む気にもなる。


 ただ、長く続いている人でも、幾つかのパートに分けて続けていく、っていう人も多いと思います。その場合、一つのエピソードをどれくらいの文字数で分けてるか、ってのが重要で、大体ひとつ10万文字くらいだと、そこまでは読み切れるかな、となる。


 実際、僕はまだそういう百話とかあるWEB小説を読み切ったことないのでわかりませんが(実は今読んでる最中でもある)、その大長編がどうやって区切っているのか、はたまたいないのか、興味のあるところではあります。


 とにかく、まぁ、10万字ですね。僕は、10万字で完結している作品を優先的に読みます!(宣言してみた)

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