第19話⁂初体験⁂
千代は洋介が幼少の頃から小学3年生くらいまで、毎日一緒にお風呂に入っていた。
それは千代の発案で考えられた。
何とか実母雪乃の事を1日も早く忘れて、自分の事を母親と思ってくれる様に懸命な努力をしていた。
お風呂の中では、友達と遊んだことや学校で有った楽しい出来事、更には悔しい思いをした時などは千代に話して相談に乗って貰い、楽しい出来事は2倍にして喜び合い、2人っきりの絆を深める場所だった。
そして…洋介は義母千代とお風呂に入り、童謡や唱歌を一緒によく歌った。
例えばあの時代は「花」や「荒城の月」
子供心にも(大好きではあるが「荒城の月」はチョット難しいな~)そう思ったものだ。
【(1879年(明治12年)8月24日 - 1903年(明治36年)6月29日)瀧 廉太郎は(たき れんたろう)西洋音階と日本語を融合させた「花」など。 このように、西洋音楽スタイルを日本で初めて取り入れた代表的な明治時代の音楽家の一人で、日本の代表的作曲家である。日本の音楽家・ピアニスト・作曲家】
だから…別に一緒にお風呂に入る事は特別な事ではなかった。
だが、一緒にお風呂に入っていたのは小学校低学年までで、思春期真っ盛りの15歳の男の子と、大の大人が一緒にお風呂に入るなど考えられない。
帰って来る当てのない夫に、ある夜洋介がお風呂に入ったのを見計らい、お風呂の準備をする千代。
千代にしたら夫を雪乃に取られ、更には洋介も友達との付き合いが忙しいのか、それとも最近気になる女の子でも出来たのか、口も聞いてくれない有様。
(このままでは完全に孤立してしまう?)
そこで思い付いたのが、子供の頃どんなにイタズラして怒っても、お風呂に入ると自然と仲直りできたことを思い出した。
こんな流れでいそいそとお風呂に入った千代なのだ。
ガラガラとお風呂の扉を開けた千代を見て、洋介はビックリした様子。
「オッオイ?一体どうしたんだよ?」
「オッホッホッホ~!いいじゃないの~!2人で入った方が楽しいし」
そして…洋介の入っている浴槽に図々しく入って来た義母千代。
千代の方は夫にも相手にされない寂しい日常生活の中で、洋介とこうしてほんの束の間、お風呂で会話が出来て寂しさも紛れて嬉しくて仕方がない。
「今日学校はどうだった?」
「………」
「どうしたの~?幼い頃は何でも話してくれたのに?」
「……何でもないって~の?」
「な~に?そのつっけんどんな物言いは?」
扉を開けて最初に目に飛び込んで来た義母千代の、ふくよかな肉体を見た洋介は、幼少期に抱いた義母に(お話を聞いて貰える。一緒にお歌が歌える)とは全く別の、激しい何とも言い表せない興奮状態と頭が真っ白になり、血が激流して興奮が抑えられない感覚に囚われている。
たとえ55歳といえども、美容に余念のない義母千代の事、とても55歳とは思えない妖艶な肉体。
そんな興奮状態の中、洋介は時折千代の豊満な肉体が密着して来る事への抑えきれない欲望に、自分の今のこの欲望を悟られたくなくて、つっけんどんな物言いと目を合わせずにいる。
もし義母と目を合わせたなら、自分の目の中の正体、欲望の塊、獣と化した目をあの敏感な義母千代に悟られてしまう。
そんな苦しい思いをしているにも拘らず、尚も畳み掛けて来る義母。
「どれどれ背中でも洗ってやろうかな?さあ上がって上がって~!」
「もう~?うるさいな~」
すると義母は幼少期と同じように、まず頭をゴシゴシと洗ってくれ、今度は身体を石鹼を付けて丁寧に洗ってくれている。
背中をゴシゴシ洗ってはくれているが、時折義母千代の肉体の一部が接触しているのを感じる洋介なのだが、それはズバリ乳房なのだ
豊かに実った突起物である乳房が、洋介の身体に触れている感覚に身体は完全に興奮状態。
そんな状態の洋介を知ってか知らずか、今度は洋介の目の前にやって来た。
身体を懸命に洗ってくれているのは誠に有り難いが、それこそ形の良い乳房は丸見えで、洗うたびにゆらゆら揺れている。
更には足を上品に閉じてはいるが、時折陰毛と○部が見えてくる。
その時もう完全に義母という概念は失われ、只々どす黒い欲望に全身が支配されてしまった。
(ああああ!何としても美味しい獲物を捉えて食べ尽くさないと!)
肉棒はコチコチに硬くなってしまい、只々欲望が押し寄せて来る洋介なのだった。
とうとう我慢が出来なくなった洋介は、咄嗟に懸命に洗ってくれている義母の乳房を思い切り掴みしだき、乳房に吸い付き、強引に抱き寄せた。
「ナッ何をするの!洋介‼いい加減にしなさい!」
身体を跳ね除けて風呂から出て行く千代。
義母は(まさか40歳も年上のおばさんを女と見なす訳がない!ましてや義母と言えども親子)そう思い、只々夫からも息子からも最近全く相手にされていない、寂しさから行った行為なのに………夫は雪乃の所に行ったきり………息子は学校から帰って来るなり部屋に閉じこもってしまう。
そんな寂しさから、唯一のお風呂の時間だけは部屋から出てくるので、それなのでお風呂に飛び込んだのに、余りにも急な事で、ビックリしたのと、可愛い我が子としか思わない洋介から、仮にも親子でありながら、この様な下等な行動に出られたショックで涙が溢れだす千代なのだ。
だが、洋介は欲望の権化と化し、更に義母の跡を果敢に追いかけて来る。
そして…ソファーに押し倒し、男の子同士でいつも話す未知の世界、話題の○部をまじまじと見て見たくなった。
更には興味津々では有るが、今まで一度たりとも経験した事の無い、あそこを触ってみたくなった。
義母を押さえ付けて、咄嗟に○部に指を突っ込んで見るとヌルヌルとした触感、尚も興味本位で奥まで指を入れて見ると、義母の身体が反応して、微かな息遣いを感じ取った。
更にはあれだけ拒絶していた義母では有ったが、何か……喘ぎ声が聞こえて来た。
「あアッ!アッ!あぁッああああ~~💛……あぁ~~~ン……」
こうして仮にも真綿で包むように大切に育ててくれた義母千代を、不届き千万な何とも卑劣な形では有ったが、大人の熟した魅力に負けて強姦してしまった。
正気に戻った洋介は、何とも不甲斐ない、情けない、気持ちで一杯なのだが(愛する義母にこんな酷い事をして………)後悔しきりなのだ。
洋介の初体験は何とも苦く、辛いものだった。
さて?義母はこんな卑劣な洋介を許してくれるのか?
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