転生王女の進む道!〜彼女たちに出会って幸せになるまで〜

妃白

序章

第1話

全ての始まり

〜修学旅行の帰りのバス〜

みんなが騒がしくしてる中僕は本を読んでいた

(はぁ〜…騒がしい…)

そう思いページをめくり瞬きした瞬間…そこは真っ白な世界!

(あっ…これはあれだ…異世界転生もしくは異世界転移だ…)

僕は冷静で居られたがみんなは違う

「おい!ここはどこだよ!誰か出てこい!」

クラスのヤンキー的ポジションの人が叫ぶ

(テンプレだな…ということは次は神様かな…)

「よくぞ来てくれた!」

「我らの勇者達よ!」

そう言って出てきなのは神々しく光る白い服と黒い服を着たおじいさんだった

(おっ!神様登場かな?)

そう思った時先程叫んだヤンキー君がまた叫ぶ

「何が勇者だこら!さっさとここから出せや!」

それに続きみんなも叫び出す

「そうよ!さっさとここから出しなさいよ!」

「そうだ!そうだ!ここから出せ!帰らせろ!」

「悪いがそれは出来ない」

白い服の神様?が言った

「お主たちに悪い事をしたとわかっている…だが…我々にはこの選択肢しかないのだ…」

続いて黒い服の神様?が言って2人とも頭を下げる

「おい!老いぼれ!悪いと思ってるんなら返させろや!」

(ヤンキー君…あんたはテンプレ製造機か…)

「まあまあ、一応この人たちの話聞こう」

僕はそう言う

「助かるよ少年」

白服の神様?はそう言う

「いえいえ!とりあえずどうして僕たちをここへ読んだのか教えて貰ってもいいですな?」

「そうだね、まずはそうしよう」


神様?の話によると僕たちにはこの2人の神様の管理する世界に転生して欲しいということだった

なぜ僕達なのかと言うとこの2人の神様が管理する世界に別の世界の「なにか」が攻めてきたらしい

その「なにか」はどんどん別の世界を侵略しようとしているらしい…そしてその「なにか」に僕達ら…殺された

徹底的に…しかも周りにバレずに…


「ってことは…俺たち…死んだ…のか…?」

さすがのヤンキー君も怖気付いたようだ


「そういうことだ…」


「じゃあ…私たち…もう…戻れない…」


皆は絶望していた…そりゃ突然君たちは死んだもう戻れないって言われたら絶望する

だが僕は冷静だった…


「なるほど…つまり僕たちにお二人方が管理する世界に転生してその「なにか」とその「なにか」を使っている神様を倒して欲しいってことですか?」


「そういうことだ」

「先程も言ったが本当に悪いと思っている…戦いに関わりのないお主たちを巻き込んで…

だが私たちにはもう選択肢はそれしか残っていない!だからどうか頼む!」


もう一度神様たちは頭を下げる


「もし俺たちが転生しなかったらどうまるんですか?」

誰かが言った


「その時はお主たちの魂は消滅しお主たちの世界も「なにか」によって滅ぶ…」

「だが安心してくれ!お主たちが転生した暁には不自由のない生活とその世界での強い力を与える!」


「そうか…なら俺は転生するぜ!その「なにか」とその後ろの神を倒せば俺たちは英雄!カッケェ〜じゃねーか!」


「た、確かに転生した方がいいかも…どうせ断ったら消えるんだし第2の人生歩んだ方が…」


「そ、そうかもな…俺も転生する!」


「な、なら私も!」


「僕も!」


「俺も!」


「そうか!では皆転生してくれるのか!」


結局みんな転生を選んだ…コイツらは本当に転生したその先のことを考えてるのか…

まぁ〜いい…コイツらがどうなろうと知ったことではないあくまでコイツらは他人だし…考えなくていっか

どうせ気づくたろ


「ではお主たちに200ポイントを送ろう。それでステータスの攻撃、スピード、魔力、防御に割り振ってくれ」


なるほど…まずは魔力コイツは応用が効くあって損は無いだろう60にセット

次はスピード…個人的にはスピード重視の戦い方が好きだ…70にセット

攻撃と防御…スピードが高ければそうそう当たらない…攻撃40防御30にセット


まぁ〜魔法で強化できるから防御は15でもいいかなって思ったけどさすがに心配だったから30で…


「全員セットできたか…よし次は好きなスキルを3つやろう。スキルはレベル10上がる事に1つ貰えるようにしている慎重に選ぶのだぞ」


なるほど…ざっと数万はあるな…1個目はまずこれだな、「成長限界突破」

成長が止まらない=スキルがずっと手に入る…あれ?チート?


2個目は「判断速度上昇」

戦闘で判断が遅れれば死ぬ…これは必須だな


3個目は…「無限解析」

どう考えてもこれは外せない。逆にこれを選ばないやつは馬鹿だろ


「皆、選べたようだな。では転生を始める。言えた口ではないが第2の人生を楽しんでくれ」


視界が真っ白に染まり暖かく包まれる感じが体に伝わる…

眠りにつくように意識を手放す


「おぎゃー!おぎゃー!」

おっ!転生は成功のようだな…


「おめでとうございます!元気な赤ちゃんですよ!早く抱いてあげてください!」


メイドさんがそう言う


「あぁ!そうだな!」


僕の新しい父さんか…どんな人だ


そこにはどう見ても王様な人がいた


まさか…僕は王子に転生したのか!?


「どうぞ!可愛い'女の子'ですよ!」


「あぁ!そうだな!本当に天使みたいだ!」


なん…だと…


「そうね、目はあなたと同じ金色」


「髪はお前と同じ黒」


「幸せになろうな!」


「フフ、そうですね!」


いや!待て待て待て!なんだかいい雰囲気だったから言えなかったけど…「女の子」なの!男じゃなくて!?

うん…もうどうにでもなれ…頑張れ自分…

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